令和4年7月22日
令和4年度「国際原子力人材育成イニシアティブ事業(原子力人材育成等推進事業費補助金)」の新規採択課題を決定しましたので、お知らせします。
東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、原子力安全の確保や更なる向上を図るとともに、原子力関連技術のイノベーションを促進するためには、これらを実現する人材の育成・確保が必要です。
令和2年度においては、原子力に係る学部・学科の改組等により、高等教育機関における原子力分野の人材育成機能が脆弱化する中で、我が国全体として原子力分野の人材育成機能を維持・充実していくことを重視し、複数の機関が連携してコンソーシアムを形成し、共通基盤的な教育機能を補い合う中長期的な取組について公募を行い、採択課題を中心に、令和3年度より未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム(Advanced Nuclear Education Consortium for the Future Society:ANEC)として活動を開始しました。
令和3年度においては、ANECへの参加は前提とせず、企業や社会から求められる人材像を明確にし、各機関が所有する人材育成資源を幅広く展開・共有を図る取組について公募を行いました。
ANECについては、令和4年1月に開催したシンポジウムにおいて、活動内容のマッピングが示され、現状ではカバーされていない教育機能が複数あり、今後の拡充・発展が期待されることが示されました。一方、ANECの一部として実施することがそぐわない多様な人材育成ニーズに応えることも引き続き必要です。
上記を踏まえ、令和4年度についても、提案する機関が所有する人材育成資源を幅広く展開・共有を図る取組の公募を行うこととし、ANECの一部として実施する課題とANECとは連携して実施する個別課題の2つに分けて公募を行うこととします。
令和4年2月28日(月曜日)~令和4年4月20日(水曜日)の期間に公募を実施し、計5課題の提案がありました。
PD、PO及び外部有識者による「原子力人材育成等推進事業費補助金審査評価会」(別添1)にて書類審査及びヒアリング審査を実施し、採択課題を決定しました。
応募件数:5件
採択件数:5件
※詳細は(別添2)を参照
平松、岡田
電話番号:03‐5253‐4111