令和3年2月26日
文部科学省では、令和3年2月26日(金曜日)から令和3年4月15日(木曜日)までの間、令和3年度国家課題対応型研究開発推進事業「原子力システム研究開発事業」における新規課題の公募を行います。
(令和3年3月11日更新) 募集要項を改正しました。
本事業は令和2年度より「基盤チーム型」「ボトルネック課題解決型」「新発想型」の3つのメニューにおいて公募を実施しております。
これはNEXIPイニシアチブの一環として実施するものであり、原子力イノベーションの創出につながる新たな知見を見出すとともに
我が国の原子力技術を支える戦略的な基礎・基盤研究の推進を目指しております。
令和3年度についても、上記の方針の下に事業を実施しますが、昨年度の応募状況や採択結果を踏まえ、基礎基盤強化や裾野拡大を重視し、
「基盤チーム型」について一般と若手の2枠で公募を行います。
○対象機関:大学、大学共同利用機関法人、高等専門学校、独立行政法人(国立研究開発法人含む)、民間企業、NPO法人等。
○公募方針:本事業のメニュー「基盤チーム型」「ボトルネック課題解決型」「新発想型」のうち、本年度は「基盤チーム型」のみを公募対象といたします。
「基盤チーム型」は、原子力分野のイノベーション創出に向け、我が国の原子力技術を支える基礎・基盤研究を戦略的に進めるため、
重点的に取り組むべき研究テーマを特定し、産学官の知見を結集して取り組むチーム型の研究開発を支援するメニューです。
研究テーマの特定にあたっては、文部科学省の審議会(原子力研究開発・基盤・人材作業部会)で検討を行うとともに、
産官学の関係者からヒアリングを行いました。具体的な研究テーマについては公募要領の別紙2に記載しております。
研究開発の実施にあたっては、産業界や社会のニーズを的確に捉えた目標を設定し、社会実装へ向けた具体的な計画を立ててください。
また、人文社会科学を含め、他分野からの知見を積極的に導入し、異分野融合が推進されることを期待します。
本年度の「基盤チーム型」については、今後の産学官連携チームの結成や社会実装への具体的な計画につながる萌芽的な取組についても応募の対象とします。
また、若手研究者が本事業の実施を通じてキャリアアップすることを期待し、「一般」と「若手」の二枠を設けます。
項目 | 基盤チーム型「 一般」 | 基盤チーム型「若手」 |
---|---|---|
研究代表者に 関する制限 |
― | 研究代表者は45歳以下 の方を対象とします。 (令和3年4月1日時点) |
研究期間 | 3年以内 | 3年以内 |
研究経費 (1件当たり年間) |
2,000万円以内 | 1,000万円以内 |
採択予定件数 | 2件程度 | 6件程度 |
さらに、AI・デジタル化に関する提案など異分野の専門家との共同実施が望ましい場合は、採択課題の技術領域に精通した専門家を
プログラムアドバイザー(PA)として指定しますので、研究推進のための助言を受けつつ研究を進めることが可能です。
また、昨年度の採択結果等を踏まえ、本年度は、特に以下の技術領域についての提案を期待します。
【革新的原子力システムに対して提案を期待する技術領域の例】
1) マルチフィジックスシミュレーション技術
原子力分野の根幹である核データ、炉物理、熱流動、燃料・材料、構造、化学反応及びこれらの相互作用を考慮したシミュレーション手法、
Verification & Validation手法に関する研究開発などの応募が考えられます。
2) AI・デジタル化技術
プラント運転・管理・設計手法、リスク評価や人的信頼性評価等へのAI・デジタル化技術の適用、実験・シミュレーション・知識データを組み合わせた
デジタルトリプレット、データ同化手法に関する研究開発などの応募が考えられます。
3) リスク評価技術
革新的原子力システムにおいて必要となるリスク評価、社会科学的な視点も取り込んだリスク評価の適用範囲の拡大、評価手法の高度化、
リスク評価結果の説明方法などに関する研究開発などの応募が考えられます。
これらの技術領域については、ワークショップにて紹介しておりますので、下記リンクよりワークショップの映像をご覧頂いたうえで提案頂くことを推奨します。
ワークショップリンク(※公益財団法人原子力安全研究協会(公募)ホームページが別ウィンドウで開きます)
令和3年2月26日(金曜日)~令和3年4月15日(木曜日) 17時00分
(府省共通研究開発管理システム(e-Rad)を通じて、応募してください。)
Webによる募集説明会を下記日時より実施します。参加申込み方法等の詳細は公益財団法人原子力安全研究協会(公募)ホームページよりご確認をお願いします。
第1回:令和3年3月5日(金曜日)14時~
第2回:令和3年3月12日(金曜日)14時~
公募情報(※公益財団法人原子力安全研究協会(公募)ホームページが別ウィンドウで開きます)
令和3年4月~令和3年6月(予定)
令和3年6月(予定)
令和3年7月以降(予定)
募集要項等の関係資料は、下記よりダウンロードしてください。
※募集要項の改正については新旧対照表をご覧ください。
研究開発局 原子力課