令和2年度「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業」における新規採択課題の公募開始に関するお知らせ

令和2年3月17日


この度、英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業の令和2年度新規採択課題について、日本原子力研究開発機構から公募が開始されましたので、お知らせします。
 

1.事業概要

 文部科学省では、平成27年度から「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業(以下「英知事業」という。)」を実施しています。
この事業は、東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の廃炉等を始めとした原子力分野の課題解決に貢献するため、国内外の英知を結集し、様々な分野の知見や経験を、従前の機関や分野の壁を越えて緊密に融合・連携させた基礎的・基盤的研究及び人材育成を推進するものです。
  英知事業については、平成30年度からの新規課題分の運用体制を文部科学省の委託事業から、日本原子力研究開発機構(以下JAEA」という。)を対象とした補助金事業へ移行しました。

2.公募概要

○課題解決型廃炉研究プログラム

プログラムの概要 :廃炉基盤研究開発課題、潜在的な廃炉課題など、1F廃炉を着実に進展させるためのニーズに基づいた研究開発の推進により課題解決を目指すため、JAEAが現場のニーズ、6つの重要研究開発課題、大学等が有する研究シーズ等を俯瞰的に分析して作成した「基礎・基盤研究の全体マップ」の中で、「基礎基盤研究の追求により課題解決につながる(青色評価)」と評価された課題の解決に資する研究を中心に推進するもの。当該青色評価には「応用・実用研究開発により課題解決につながる(赤色評価)」と並存する課題(青色評価を含むグラデーションで表現されているもの)も含む。

課題解決型廃炉研究(若手)
 ・採択予定件数:4件程度
 ・研究期間   :3年以内
 ・1課題当たり年間研究経費(間接経費を含む):1,500万円以内

課題解決型廃炉研究(一般)
 ・採択予定件数:5件程度
 ・研究期間   :3年以内
 ・1課題当たり年間研究経費(間接経費を含む):4,000万円以内
 

3.スケジュール 

○提案書類受付期限

   令和2年3月17日(火曜日)~令和2年4月14日(火曜日)
   (府省共通研究開発管理システム(e-rad)を通じて、応募してください。)

○募集説明会  

   例年募集説明会が開催されておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からJAEAもしくは事務局ホームページ上で、概要説明動画が配信される予定です。  

○課題審査〈書類審査、ヒアリング審査〉 

    令和2年4月~5月(予定)

○採択課題選定 

 令和2年7月(予定)

○事業開始 

   令和2年9月以降(予定)

 

4.募集要項

以下のホームページから募集要項等の関連資料を入手し、詳細をご確認ください。
  公募情報(※JAEAのホームページへリンク)
  公募情報(※英知事業のホームページへリンク)

 

お問合せ先

研究開発局 原子力課