平成30年度「避難所となる学校施設の防災機能に関する調査研究」公募の技術審査結果及び落札者の決定について

1．事業の概要

　学校施設は、児童生徒等が一日の大半を過ごす活動の場である一方、災害時に地域住民の避難所等としての役割も果たすことから、その安全性の確保及び避難所となる学校施設の防災機能の強化は極めて重要である。
　平成２３年３月に発生した東日本大震災後、全国の避難所となる学校施設においては、防災機能の強化に向けた取組が進められているところである。また、震災による被災地域では、地域コミュニティを維持するために、将来の担い手を育てる学校が不可欠であると位置づけられており、学校とまちづくり担当部局が連携して、復興計画を進め、平時から避難所となる学校施設を使った避難訓練等による地域防災力の向上に取り組んでいる事例もみられる。
　このことから、今後、避難所となる学校施設の防災機能強化等に向けた取組による安全安心な学校づくりを推進する際の参考となるよう、近年整備された学校施設の防災機能強化等に関する事例や、整備された学校施設が地域の防災力の向上に寄与している事例について、防災部局や教育委員会の担当者、校長、設計者等のヒアリング結果を交えつつ紹介する事例集を作成するため、東日本大震災後の全国の学校施設における防災機能強化等の実態調査の実施及び分析等を行うものである。

2．落札者の決定までの経緯等

（1）公募

公募実施期間：平成30年11月5日（月曜日）から平成30年11月26日（月曜日）
落札方式：一般競争入札（総合評価落札方式）
公募方法：文部科学省ホームページ及び旧文部省庁舎前掲示板に掲載
応募件数：応募件数2件

（2）技術審査委員会の審査結果

外部の技術審査専門員により構成される技術審査委員会において技術提案書の審査を実施し、技術審査結果（別紙）を決定しました。

（3）落札者の決定

技術審査委員会で採点して決定された技術点と入札価格から、総合評価落札方式により落札者を決定しました。

落札者：株式会社　ケー・デー・シー