末松大臣が福島を訪問しました(2)(東京電力福島第一廃炉研究関連施設)

11月25日(木曜日)
科学技術

  11月25日、末松大臣は浪江町立なみえ創成小学校・中学校を訪れた後、日本原子力研究開発機構(JAEA)の研究拠点である大熊分析・研究センター及び廃炉環境国際共同研究センターを視察しました。

  大熊分析・研究センターは、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって生じた燃料デブリや放射性廃棄物の処理・処分方法の検討のための分析・研究を行う施設として、現在整備が進められています。
  このセンターの施設管理棟においては、技術者の育成のため、放射性廃棄物等の遠隔操作や分析作業の訓練等が実施されています。末松大臣はこの施設管理棟を視察し、実際に作業訓練にも用いられる模擬遠隔操作機器で物をつかむ作業を体験しました。

  廃炉環境国際共同研究センターの国際共同研究棟は、産学官の連携により、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に係る基礎・基盤研究や人材育成を行う施設です。
  末松大臣は、原子力分野の人材の確保や職員のモチベーションの維持向上、社会の原子力分野に対する理解・認知について、JAEA児玉理事長や岡本センター長らと意見を交わしました。そして、
「原子力は長期にわたる仕事であり、人材の確保・育成が大事であると考えます。原子力機構には頑張っていただきたいと思っています」
と職員の皆さんへ励ましの言葉を伝えました。
  その後、同施設において、東京電力福島第一原子力発電所の炉心燃料の破損を模擬的に再現できる装置などを視察しました。

実験機器の視察

模擬遠隔操作の体験

研究の説明を受ける末松大臣

実験サンプルの説明を受ける末松大臣