10月14日、末松大臣は、渋谷区にある富士見丘中学高等学校を視察のため訪問しました。
富士見丘中学高等学校は、積極的にグローバル人材の育成に取り組んでいる学校のひとつです。
平成27~31年度の5年間、将来国際的に活躍できるグローバルリーダーを育成するための先進的な教育を実践する学校「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」として指定を受けました。
また、現在は、Society5.0(※1)におけるSDGs諸問題を解決するグローバル人材を育成する「令和2年度WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業カリキュラム開発拠点校」の指定を受けています。
(※1 狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く新たな社会を指す)
この日、富士見丘中学高等学校を訪れた末松大臣は、高校1年生の公民社会の授業の様子や、高校1年生がパソコンを用いてフィリピンのネイティブ講師とオンラインで英会話の学習をする様子などを視察しました。また、高校2年生のオール英語による英会話授業や、中学1年生のICTを活用した課題探求学習など、同校の特色である「英語4技能教育」(※2)と「ICT育成」関連の授業を中心に視察しました。
(※2 「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を総合的に育成すること)
その後、高校2年生の「グローバルスタディ演習」の授業を視察しました。この授業では、高校1年時の「グローバルスタディ基礎」において学んだSDGsの知識を基に、SDGsの17の目標より選択したテーマについて、より深い課題探求を実施します。
この日は、来年1月にハワイへフィールドワーク予定のグループが、「観光立国における海洋リゾート開発と環境汚染」をテーマに発表してくれました。
就任後初めての視察を終えた末松大臣は、今回の視察で、英語を楽しく学ぶ生徒の姿や、プラスチックごみに係る環境問題に取り組む生徒の意識の高さに感銘を受けたと感想を述べ、
「人間は、教育によって人間になるわけですから、見えない投資が実のところは一番大事な投資という視点が大事」
「人間力・教育力をつけていくことが大事」
と日本の教育への思いを話しました。そして、
「今後も学校現場をはじめとした様々な視察を通じて、文部科学行政に取り組んでまいります」
と意気込みを語りました。