9月17日、萩生田大臣は、ベルギー王国のヴァレリー・グラティニィ・スポーツ振興等大臣とオンラインで会談しました。
初めに、萩生田大臣から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会への協力に感謝を述べるとともに、選手や関係者の活躍にお祝いの言葉を述べました。また、東京大会の開催は、人類の連帯と団結を表すシンボルとして、コロナ禍において世界中の人々が新たな光を見出すきっかけになったと話しました。
グラティニィ大臣からは、東京大会がコロナ禍の中で成功を収めたことについてのお祝いの言葉と、会期中のベルギー代表団への様々なサポートにお礼を述べられました。
また、ベルギーでは、コロナ禍の影響で特に若い人たちが自由にスポーツを行えず、政府はその支援措置に取り組んでいるという説明がありました。
萩生田大臣から、日本でも学校の部活動や競技大会が中止せざるを得ず、そのためにスポーツから離れてしまう人たちがいる認識を示しました。そのうえで、今回の東京大会の成功が、コロナ禍にあってもスポーツの運営が可能であることの証明となったと述べ、大会のガイドラインや様々な知見を世界で共有して、努力や工夫によって競技大会を開催できるということを、世界中のスポーツを愛する人々に日本から発信していきたいと述べました。
この考えにグラティニィ大臣も同意され、特に、若者や学生にとって、スポーツを楽しむことは各自のキャリア形成にも影響を及ぼす可能性について触れ、健康や衛生への投資と同時に、このような状況下でも競技大会を行えるようにする取り組みが重要だとの考えを示されました。
結びに、萩生田大臣から、スポーツ施設の運営・開催と感染症対策の両立の知見はオリンピック・パラリンピック・レガシーであるとして、今後国際会議などでも話し合っていきたいと述べました。