菅総理の杉並区立天沼小学校視察に萩生田大臣が同行

9月10日(金曜日)
教育

  10日、菅総理が東京都杉並区立天沼小学校を訪れ、新学期を迎えて感染症対策と教育活動の両立に取り組む現場の様子を視察され、萩生田大臣が同行しました。

  天沼小学校は感染症対策として
・手洗い場のように混みやすい所では、床に足形ステッカーを張り、子供と子供の距離をとること
・健康観察カードを毎日確認することによって児童の状況を把握すること
などを行いつつ、通常の学校運営をおこなっています。

  学校では、一人一台の端末を使用して進められている5年生の算数の授業と、3年生の国語の授業を拝見し、やむを得ず登校できない児童にオンラインで授業を配信している様子も見させていただきました。

  また、天沼小学校は、エコスクールとして、太陽光発電や屋上の芝生、日光や外気を校舎内に取り入れる構造など環境に負荷をかけない工夫がこらされており、屋上でそれら活動についても説明頂きました。

  こういった教育活動や感染症対策に、スクールサポートスタッフの方が活躍されているということも伺い、萩生田大臣は、来年度以降もしっかりと予算を確保していきたいと伝えました。

  視察後、菅総理は、教職員やスクールサポートスタッフの皆さんが感染症対策に一生懸命取り組んでくださっていること、エコスクール・GIGAスクール等大きな課題に意欲的に取り組んでおられることを認識したと話すとともに、
「未来を担う子供たちにとって学校というのは極めて重要な場所であると思っています。安心してこうした授業ができるように政府としてもしっかり支援をしていかなくてはいけないという思いです。教職員の皆さんのワクチン接種の配慮や、検査キット等を学校と連携してしっかり対応するなど、しっかり取り組んでいきたいと再認識しました」
と話されました。

  萩生田大臣は、閣議後会見で、
「学校で子供たちが互いに学び合うことの大切さを改めて実感しました。総理からも子供たちにとって学校は極めて重要な場所との発言がありました。文部科学省としては、子供たちの学びや健康を守るため、教育委員会や学校の取組を引き続き支援してまいります」
と述べました。

やむを得ず登校できない児童にオンラインで授業を配信している様子の説明を受けている菅総理

手洗い場の感染対策の説明を受ける様子

屋上でエコスクールの活動について説明を受ける様子