第12回日中韓文化大臣会合を北九州市においてオンラインで開催

8月30日(月曜日)
文化

  30日(月)、萩生田文部科学大臣は、第12回日中韓文化大臣会合を北九州市において開催し、中国の胡和平文化観光部長、韓国の黄煕文化体育観光部長官とオンラインで意見交換を行いました。
  会合では、(1)新型コロナウイルス感染症拡大の中、連携して文化芸術活動の発展・継承を守り抜くこと、(2)東アジア文化都市事業等、日中韓の枠組での文化協力事業を引き続き推進していくこと、(3)日中韓の文化芸術の魅力とその文化的価値を世界にも発信していくこと等について三大臣間で一致し、その成果を盛り込んだ「北九州宣言」を発出しました。また、今次会合では、2022年東アジア文化都市として日本は大分県、中国温州市及び済南市、韓国は慶州市が正式に決定されました。
  本大臣会合の成果を踏まえ、同日、北九州市において、中国の胡和平文化観光部長、韓国の黄煕文化体育観光部長官及び2022年東アジア文化都市の首長等の御同席の下、「北九州宣言」発表式、2022年東アジア文化都市宣布式も行われました。
  これらの成果を踏まえて、日中韓三か国は、今後も、文化芸術の発展のために連携するとともに文化交流を推進し、この地域の文化芸術の魅力を世界に発信していきます。

【参考1】日中韓文化大臣会合の開催経緯
第1回2007年9月中国南通ナントン
第2回2008年12月韓国済州チェジュ
第3回2011年1月奈良
第4回2012年5月中国上海シャンハイ
第5回2013年9月韓国光州グワァンジュ
第6回2014年11月横浜
第7回2015年12月中国青島チンタオ
第8回2016年8月韓国済州チェジュ
第9回2017年8月京都
第10回2018年8月中国ハルビン
第11回2019年8月韓国仁川インチョン

【参考2】東アジア文化都市
○日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日中韓3カ国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するもの。これにより、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図る。
○実績2014年(開始年):日本(横浜市)、中国(泉州市)、韓国(光州広域市)
2015年:日本(新潟市)、中国(青島市)、韓国(清州市)
2016年:日本(奈良市)、中国(寧波市)、韓国(済州特別自治道)
2017年:日本(京都市)、中国(長沙市)、韓国(大邱広域市)
2018年:日本(金沢市)、中国(ハルビン市)、韓国(釜山広域市)
2019年:日本(豊島区)、中国(西安市)、韓国(仁川広域市)
2020年:日本(北九州市)、中国(揚州市)、韓国(順天市)
2021年:日本(北九州市)、中国(紹興市・敦煌市)、韓国(順天市)
2022年:日本(大分県)、中国(温州市・済南市)、韓国(慶州市)

※第12回日中韓文化大臣会合について
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokusaibunka/kokusai_kaigi/93362701.html別ウィンドウで開きます(文化庁HP)

成果文書発表式

日中韓文化大臣会合

2022東アジア文化都市宣布式

2022東アジア文化都市宣布式