大学入試のあり方に関する検討会議の三島座長から萩生田大臣に提言手交

7月8日(木曜日)
教育

  7月8日、大学入試のあり方に関する検討会議の三島良直座長と川嶋太津夫座長代理が萩生田大臣を訪問され、検討会議で取りまとめられた提言を手交されました。

  大学入試のあり方検討会議は、一昨年11月及び12月の「大学入学英語成績提供システム」や大学入学共通テストにおける記述式問題の導入見送りを受け、大臣の下に設置したもので、約1年半の審議(計28回)を重ねてきました。
  検討会議では、
①外部有識者からのヒアリング
②初の取組となる選抜区分ごとの詳細な実態調査
③全大学・全学部へのアンケート調査
④広く国民からのウェブサイトによる意見募集
等の結果を踏まえつつ、過去の問題点の分析と今後に向けたあり方の検討を両輪としながら提言をまとめていただきました。

  手交の際、三島座長は、様々なところからの意見聴取を非常に重要として進め、相当な時間とボリュームをかけて提言をまとめてきたとし、
「大臣のリーダーシップでこの提言を「大学入学者選抜協議会」の進め方に反映させていただきたい」
と述べられました。

  今後、本提言を踏まえて、大学・高等学校関係者から成る「大学入学者選抜協議会」を開催し、関係機関・団体との必要な調整を行い、速やかに大学入試に関する予定の通知・公表を行います。

  萩生田大臣は、座長はじめ委員の皆様へ長期間に亘る精力的なご審議に深く感謝を申し上げるとともに、ご提言をしっかり対応していきたいと述べるとともに、省内の意思決定プロセスに関しても風通し良く、透明度の高い意思決定プロセスを省内でも国民の皆様にもお見せできるような省改革に繋げてまいりたいと伝えました。

※「大学入試のあり方に関する検討会議 提言」はこちら(文科省HP)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/103/toushin/mext_00862.html