国公私立大学と経団連の協議の場である「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」の大野東北大学総長や古賀経団連審議員会議長らと萩生田大臣がオンライン面会

5月17日(月曜日)
教育

  5月17日、国公私立大学と経団連の協議の場である「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」の大学側座長である大野英男東北大学総長と経団連審議員会の古賀信行議長(野村ホールディングス株式会社特別顧問)など関係者と萩生田大臣がオンラインで面会しました。

  面会では、大野総長より、協議会が4月にまとめた報告書「ポスト・コロナを見据えた新たな大学教育と産学連携の推進」について説明いただきました。
  大野総長は、コロナ禍で大学教育をめぐる状況が大きく変化し、大学教育の在り方を根本から見直し、柔軟な発想で改革を続けようという機運が高まっているとし、
「今回の報告書の内容を産学連携による人材育成の変革の第1歩として多くの企業や大学への周知に努め推進してまいりたい。」
と話され、その実現に向けて政府においても協力いただきたいと述べられました。

  報告書では、
①対面とリモートによるハイブリッド教育等ニューノーマルにおける新たな大学教育の実現
②産学連携によるリカレント教育の充実
③学生目線からの新たなインターンシップの在り方
について提言いただきました。

  萩生田大臣は、
「文部科学省としても、同じ方向を見ながら取組を進めてきた内容もあると感じております。御提言については、今後の施策の検討にあたり、十分に参考にさせていただきたいと考えております」
と述べるとともに、各企業・大学において本提言の趣旨に沿って、相互に協働しながら具体的なアクションが起こされていくことに期待を示しました。

  また、対面とオンラインのハイブリッド授業に関して、萩生田大臣は、オンライン授業だといって大学が過去に録画した授業の映像を一方的に流すだけではなく、海外の講師を招聘するなどといったオンラインだからこそできる取組を工夫するなどして、学生が納得する、満足するオンライン授業に取り組んでいただくよう改めてお願いしました。