国際宇宙ステーション ( ISS )に滞在中の野口聡一宇宙飛行士と首相官邸特設スタジオを繋いでのリアルタイム交信

4月20日(火曜日)
科学技術・学術

  4月20日、国際宇宙ステーション ( ISS )「きぼう」日本実験棟に滞在中の野口聡一宇宙飛行士と首相官邸特設スタジオを繋いで、リアルタイム交信を行い、首相官邸特設スタジオから、菅総理大臣、萩生田文部科学大臣、井上内閣府特命担当大臣(宇宙政策)、油井宇宙飛行士が出席しました。

  菅総理は先週のバイデン米国大統領との首脳会談で米国提案の国際宇宙探査計画「アルテミス計画」を協力して進めていくことで合意したと話され、月や火星で人類が活動する時代を見据えた有人宇宙探査の意義などについて質問されました。
  野口さんは質問に対し、
「有人宇宙活動を含む宇宙活動をけん引して貢献していくことは科学技術の発展、外交的意義はもちろん、未来の繁栄に向けた投資であり、若い世代を鼓舞して次の世代を担う人材を育てていくという意味でも大きな意義があると思います」
と答えられました。

  また、萩生田大臣から、今年秋に新たな宇宙飛行士の募集をすることに触れ、どのような人が宇宙飛行士に応募したらよいか、また、次世代の宇宙飛行士に伝えたいことを質問し、野口さんは、ご自身も月を目指して挑戦を続けていくとした上で、
「新しい世代の宇宙飛行士は月、火星、国際宇宙探査がメインの活躍の場となり、これまで我々が培ってきた経験だけではカバーできない世界にどんどん出ていくので、幅広いバックグランドを持った人たちの応募、そして、彼らが宇宙での活躍に関してもっと興味を持っていただいた上で、さらに先を目指していく、これまでにない景色を彼らに見て欲しいと思います」
と期待を述べられました。

※野口宇宙飛行士との交信の様子全編(約15分)はこちらから
(JAXAイベントライブ配信専用チャンネル)
興味深いお話を是非お聞きください☆
https://youtu.be/xnUPWTEhKj0別ウィンドウで開きます