一人一台端末環境下での学びがはじまる中、子供たちの目の健康等今後の対応について眼科医ら専門家の意見を聞く懇談会を開催しました

4月19日(月曜日)
教育

  本年4月から全国の児童生徒が一人一台端末環境下での学びをスタートしました。また、学習者用のデジタル教科書についても、紙の教科書の良さや役割を踏まえつつ、普及促進を図ることとしています。
  これら状況を踏まえ、4月19日、眼科医等の専門家と学校関係者に参加いただき、子供たちの目の健康等に関する今後の対応について意見交換を行う懇談会を開催し、萩生田大臣、丹羽副大臣、鰐淵大臣政務官が出席しました。

  萩生田大臣は、冒頭の挨拶で、今年度、全国の学校で9,000人規模の大規模な近視についての調査を初めて行うことに触れ、
  「子供の視力低下は以前よりその傾向が見られるものの、学校のICT化により一層悪くなる事がないよう、最新の医学的知見に基づいた対応が極め重要だと考えています。本日の懇談やこの調査結果を踏まえながら、子供たちの健康のため、新たな知見が得られれば速やかに学校関係者にお伝えしたいと思います」
と話し、意見交換への協力を求めました。

  懇談会では、
  ・子供達が目の健康について自ら学び、実践するリテラシーを身に付けることが重要であること
  ・正しい姿勢で使用すること、ルールを守って活用することなどについて、学校のみならず、家庭ともしっかり連携することが不可欠であること
など、多くの意見をいただきました。

  また、文部科学省から都道府県教育委員会等に発出した啓発リーフレットや、日本眼科医会が作成した啓発マンガの紹介もされ、これらの活用推進についても話がありました。

  会の終わりに萩生田大臣は、多くのご意見をいただいたことに感謝申し上げるとともに、先生方のご指摘を踏まえ、きめ細かく、家庭でのルール作りも含めてケーススタディをQ&Aで出すなど、取組を進めていきたいと述べました。

※端末利用に当たっての児童生徒の健康への配慮等に関する啓発リーフレットについて(文科省HP)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00001.html

※目の健康啓発マンガ 『ギガっこデジたん!』(日本眼科医会HP)
https://www.gankaikai.or.jp/info/post_132.html別ウィンドウで開きます