アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)がオンラインで開催され萩生田大臣が冒頭メッセージ

11月19日(木曜日)
科学技術

  11月19日、アジア・太平洋地域における宇宙利用・協力の促進を目的とした同地域最大規模の宇宙関連会議が日本・シンガポール・ベトナム・インドネシアの共同主催により開催されました。

  今回は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況下においても、宇宙活動を確実に行うべく、「Sharing Space Visions Beyond Distance(距離を超えた宇宙ビジョンの共有)」をテーマに、オンライン形式で会議を行いました。

  萩生田大臣は、会議冒頭のビデオメッセージにおいて、「アジア・太平洋地域において、宇宙活動の拡大や新たなプレーヤーの参加が期待される中、同地域発の新たなビジネスやサービスの創出の機運もますます高まっていくでしょう。宇宙機関のみならず、産業界や世代を超えた多様な皆さんとビジョンを共有し、APRSAF名古屋ビジョンの実現に向けた取組を共に進めることを期待しています。」と述べました。

  パネルディスカッションでは、APRSAF名古屋ビジョンで掲げた多様なプレーヤーの参画促進、特に、宇宙ビジネスの拡大に向けた課題について、スタートアップ企業や国際機関、研究機関を代表するパネリストによる活発な議論が行われました。

  また、宇宙機関長セッションでは、15か国の宇宙機関のリーダーが一堂に会し、新型コロナウイルス感染症拡大により、社会生活に様々な制約がもたらされている中、今後の持続可能な宇宙活動や宇宙技術の社会課題への貢献について意見が交わされました。

  アジア・太平洋地域発の新たなビジネスやサービスの創出をはじめ、昨年日本の名古屋市で開催されたAPRSAF‐26で採択された、「APRSAF名古屋ビジョン」の実現に向け、産業界や世代を超えた多様なプレーヤーによるビジョンの共有の促進を図り、来年ベトナムで開催が予定されているAPRSAF‐27へ向けて大きな弾みとなりました。

萩生田大臣の冒頭ご挨拶メッセージの様子

パネリストによるディスカッションの様子

各国の宇宙機関長によるセッションの様子
(上から3列目、右から2番目がJAXA 山川宏理事長)