国立工芸館開館記念式典に萩生田大臣が出席

10月24日(土曜日)
文化

  10月24日、翌日の開館に先立ち、国立工芸館の開館記念式典が開かれました。国立工芸館は、政府関係機関の地方移転施策により、東京国立近代美術館工芸館(東京都千代田区)を石川県金沢市に移転して開館されるものです。建物は、国の登録有形文化財に登録されている旧陸軍第九師団司令部庁舎と旧陸軍金沢偕行社を移築して建設されたものです。

  萩生田大臣は式典のあいさつで、国と地方、互いの強みを生かした新しい地方創生のモデルケースになることに期待を示すとともに、
「工芸分野について歴史的、文化的蓄積をもつ石川県及び金沢市の皆様と連携、協力を図ることにより、観光振興や地域活性化に大いに貢献するものと考えております」
と述べました。

  また、国立工芸館名誉館長に就任された中田英寿氏は、
「日本のさらなる工芸発展、また世界への発信、ひいては、コロナにおいて生活が見直される中で、工芸の持つサステイナビリティ、生活の大切さというものを発信できたらいいなと思います」
と述べられました。

  式典後、萩生田大臣は館内を視察し、
「金沢がもともと工芸品とゆかりのある地ということもありましたし、歴史ある建物をここに上手に移築されて、そこに由緒あるみなさんの作品が展示をされて、いろんな意味で歴史を感じながら作品を見て回ることができて素晴らしい環境だなと感じました」
と述べるとともに、記者から、東京の施設を地方に移転させるモデルケースとしてどう思うかと質問を受けた際、
「ここを拠点に多くの人が回遊してもらうということが大事であり、多くの人に訪ねていただき、是非文化に触れていただき、同時に金沢の観光の素晴らしさを味わっていただけるのなら大成功だと思います」
と話しました。

※国立工芸館HPはこちら(現在、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、オンラインによる日時指定・定員制を導入しています。)
https://www.momat.go.jp/cg/別ウィンドウで開きます

テープカットの様子

萩生田大臣挨拶

中田英寿名誉館長挨拶

馳元文科大臣挨拶(移転決定時の文科大臣)

館内視察

館内視察

館内視察

館内視察