萩生田大臣が、国士舘大学と国立天文台を視察

8月6日(木曜日)
教育・科学技術

  8月6日、萩生田大臣は国士舘大学の楓の杜キャンパスを訪れ、公式戦にも対応できる新しいサッカーグランドを視察しました。また、将来的にこのエリアの中に障害者専用のトレーニング施設をつくり、障害者スポーツの普及・発展の拠点としたいとする構想や、キャンパスの施設を使った防災教育の構想等について理事長などから説明いただきました。

  萩生田大臣は、周辺の環境もいかした障害者の方々の活動拠点の構想に期待を示しました。また、学校休業が続く中、実技を伴う授業が多い学校は課題も多いかと思いますが、学校を開けるか閉めるかの二択ではなく、是非、分散登校やオンラインと対面のハイブリッドの工夫などを行い学生が学校に来て学べるよう取り組んでいただきたいと伝えました。
  そして、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた高校生のため、今年度の入学試験において追試を設けて機会を増やすなどの配慮をいただきたいと伝えました。

  国立天文台では、先端技術センターや4D2Uドームシアターなどを視察し、望遠鏡搭載の観測機器の開発状況や、最新の観測データを用いたシミュレーションなどについて説明頂きました。

  国立天文台は日本の天文学研究の中核拠点であり、天文学研究を自ら行う他、個々の大学では保有できない大型観測装置(すばる望遠鏡・ハワイ/ アルマ望遠鏡・チリ 等)を建設し、共同利用装置として全国の関連研究者に提供するとともに、国際プロジェクトも進めています。
  日本の最先端技術が結集されたすばる望遠鏡などの構造や最新の研究成果等を聞き、萩生田大臣はさらなる研究の進展への期待を述べるとともに、4D2Uドームシアターでは、スーパーコンピュータによる分析データなどを使い再現された宇宙の立体映像を鑑賞し、子供たちが見て科学に興味を深めてもらえる機会を増やしていければと述べました。

4D2Uドームシアター