核融合エネルギー分野の「幅広いアプローチ(BA)活動に関する日欧政府代表による共同宣言」に署名

3月2日(月曜日)
科学技術

  3月2日、ベルギー・ブリュッセルにおいて兒玉和夫欧州連合日本政府代表部特命全権大使とカドリ・シムソン欧州委員(エネルギー担当)は、「幅広いアプローチ(BA)活動の更なる共同による実施に関する日欧政府代表による共同宣言」に署名を行い、核融合エネルギーの研究開発を一層発展させていくことについて日欧政府間で合意しました。

  署名式においては、「(核融合エネルギーは、)エネルギー問題と環境問題を根本的に解決するものと期待される将来のエネルギー源として、私もその実現を大いに期待している。ITER計画やBA活動を含め様々な協力を通じて日欧の友好的関係を更に強化していきたい。」との萩生田大臣のコメントが紹介されました。
  BA活動は、ITER計画を補完・支援するとともに、核融合原型炉に向けた先進的研究開発を日欧協力により青森県や茨城県で実施するプロジェクトであり、本年4月以降、世界最大級の核融合装置JT-60SAの運転開始や材料照射実験に向けた原型加速器の完成・運転など新たなフェーズに移行します。

署名式

署名式

署名式

萩生田大臣からのビデオメッセージ

萩生田大臣からのビデオメッセージ

活動現場(JT60SA@那珂市)

活動現場(JT60SA@那珂市)

活動現場(日欧国際合同チーム@青森県六ヶ所村)

活動現場(日欧国際合同チーム@青森県六ヶ所村)