ここからサイトの主なメニューです

萩生田大臣が、量子科学技術研究開発機構(QST)などを視察しました。

12月16日(月曜日)
科学技術・学術

12月16日、萩生田大臣が、量子科学技術研究開発機構(QST)、東京大学柏キャンパスの産学官民連携棟と国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)を視察しました。

QSTでは、日本が世界で初めて開発し、これまで12,000人を超える患者を治療してきた重粒子線がん治療装置HIMAC(ハイマック)や患者の体にどの角度からも重粒子線を照射できる回転ガントリー、放射性物質を利用して体内からがんを狙い撃ちする新しい薬の研究など、がん死ゼロ健康長寿社会の実現に向けた研究現場を視察しました。また、本年4月から本格的にスタートした、量子技術により生命現象の解明を目指す「量子生命科学」の研究も紹介いただきました。重粒子線治療に関しては、今後日本全国や世界に普及するため、装置をさらに小型化するための研究開発を進めていることなどを説明いただきました。

また、東大の産学官民連携棟では、産学官が一つ屋根の下に集い、共同研究開発を通じて、基礎研究で生まれた研究成果の事業化を加速するための研究施設と設備を視察しました。ここでは、超薄膜で壊れにくいポリマー材によって大幅な軽量化を実現したコンセプトカーや蛇のようにくねくねと動きながら変形する飛行ロボットなどを紹介いただきました。

最後に訪れたKavli IPMUは、数学・物理学・天文学の力を集結して宇宙の最も深遠な謎を解くことをテーマとして、世界各国から集まった約100名の常勤研究者(内半数は外国人研究者)が研究を進めています。文科省の世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)を通じて形成された高度な国際研究環境、そこから生み出された数々の研究成果やシステム改革の成果、ユニークな分野融合研究を推進するために創意工夫している現場を視察しました。
 機構長の大栗博司特任教授は、世界から一流の研究者を呼び寄せて、国内に定着させる役割も担っており、その為には、研究所の研究が魅力的で、待遇が国際水準でなくてはならないと話されました。
 また、萩生田大臣は、毎日15時から1時間程度各研究室から研究者が集まりティータイムで意見交換などを行っているという藤原交流広場で、若手研究者と意見交換を行うとともに、五神東大総長や機構長、研究者と現状や課題について意見交換しました。

文部科学省では、今回の視察で拝見した各現場の取組を踏まえ、日本の研究力向上改革や最先端の研究開発を進めてまいります。

量子科学技術研究開発機構(QST)

東京大学柏キャンパスの産学官民連携棟

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)