事件簿3 詐欺・脅迫

  キケンゾーン
かくれたワナ!
知らない人に自分の情報を絶対に明かさないで

個人情報を教えてしまうと被害にあうかも…


■解説
インターネットの広告で「まるまるするだけでお金がもらえる」なんてほとんどウソ。かんたんにお金がもらえるなんて信じてはいけない。安易に連絡して、自分の名前や住所を教えたり、写真を送ったりしてしまうと、詐欺や脅迫などの犯罪被害にあってしまうことも。

●アドバイス
インターネット上で知り合ってメール交換を始めた相手に、気軽に自分の個人情報(名前、住所、電話番号、写真など)を送っては絶対にいけません。もし、まちがえて送ってしまったらすぐに家族や先生に相談しましょう。知らない他人に個人情報をわたしてしまったら……その情報を使って何をされるのかわかりません。友だちの写真を無断で勝手に送ってしまったら、もっともっと大変なことになってしまいます。

危うい「モデル募集サイト」、少女の被害増加、2006年1月
  インターネット上で、撮影モデルを希望する女性と情報交換する専門サイトが増えており、18歳未満の少女が書きこみをしているサイトもあることが、インターネット協会の調べでわかった。
2005年に逮捕された男はお金を提示して「モデル募集」をかけ、18歳未満の少女100人以上を集め、実際は児童ポルノに出演させビデオで販売。画像はネット上にも流出し、少女たちの被害画像は今も"回収不能"の状態にある。
出典:読売新聞2006年1月12日付け記事

14歳をフィッシング行為で摘発、少女らに脅迫メール、2006年5月
  ニセのオンラインゲームのホームページを使って個人情報を盗む「フィッシング行為」をしたとして、14歳の少年を、不正アクセス禁止法違反などの容疑で書類送検。フィッシング行為で、未成年が摘発されるのは全国でも初めて。IDなどを盗み取られた会員のほとんどは、小中学校の少女で、少年は、パスワードなどを勝手に変更して、「ホームページに入れるようにしてほしかったら裸の写真を送れ」などと脅迫メールを送り、計十数人からわいせつな写真もメールで送らせていたという。
出典:YOMIURI ONLINE 2006年5月30日付け記事

フィッシング行為
  有名企業のメールをよそおったメールを送りつけ、ニセのホームページにアクセスさせて、IDやパスワードを入力させるなどの方法で、ID・パスワードをだまし取る手口の詐欺。このようなメールを受け取ったときは、誘導されたホームぺージで指示通り画面入力するのではなく、その企業の正式な問い合わせ窓口に確認するとよい。

不正アクセス禁止法
  他人のID・パスワードを無断で使ってホームページなどにアクセスすることを犯罪として処罰する法律。たとえば、オンラインゲームなどで勝手に他人のID・パスワードを利用した場合はこの法律に違反する。ゲームのアイテムほしさに他人のIDを勝手に使ってゲームサイトにアクセスした中学生や高校生がこの法律に違反したとして、検挙されたことがある。
 


 

-- 登録:平成21年以前 --