政府の「インフラ長寿命化基本計画」(平成25年11月)に基づき、文部科学省では、所管又は管理する施設の長寿命化に向けた各設置者における取組を進めるため、文部科学省としての行動計画を平成27年3月に策定した。当該行動計画においては、厳しい財政状況下において、施設の安全性や求められる機能を確保していくこととしている。
本調査では、国公私立の青少年教育施設において、当該行動計画における主旨も踏まえた取組が効果的に実行できるよう、専門家の観点から施設等の劣化の現状、原因を把握(劣化調査)した上で、劣化防止策、応急措置、職員が日常的な点検・確認を行うに際してのポイントや方法に関する知見(アドバイザリー業務)を得ることを目的とする。
・福井県、岐阜県、高知県に設置されている青少年教育施設
宿泊棟、研修棟、講堂、体育館、設備、遊具設備(改修箇所は除く)
外部、屋根・屋上、内部、避難設備、各種設備ごとに5段階で劣化状況を評価
劣化調査の結果を踏まえ、各調査箇所における劣化箇所、劣化状況、劣化原因に応じた事前の対応としての劣化防止策、事後対応としての応急措置、職員が日常的に行う確認のポイント、方法等をまとめた施設管理者点検マニュアルを作成。(マニュアルの作成に当たっては、青少年教育施設職員でも対応可能な取組等を掲示)
総合教育政策局地域学習推進課青少年教育室
-- 登録:平成28年08月 --