子どもの読書活動推進ホームページ

子ども読書活動優秀実践図書館

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都道府県名 図書館 取組の概要
北海道 浦河町立図書館    「子どもの時代にいい本に出会ってほしい」との考えから、昭和44年の開館当初から子どもへのサービスを最優先して活動を行っている。学校と連携した各種事業は、双方に信頼関係をもたらし、「総合的な学習の時間」への柔軟な対応も続けている。
ふきのとう子ども図書館    身体的にも教育・文化面でも不利な条件にある病弱児や障害をもつ子どもに、本の喜びを知ってほしい、図書館はすすんで利用の道を開いてほしい、病院には患者用図書室を設けることを制度化してほしいと願って活動を続けている。
青森県 野辺地町立図書館    当図書館は「読書の楽しさ、素晴らしさを知り、読書の基本的習慣が形成される大事な時期の子どもたちへのサービスを活発に行う。」を重点目標とし、昭和60年の新築開館以来、定期的な「おはなし会」、学校の長期休業中の行事、季節感のある行事等、様々な行事を開催し、子どもの読書活動の推進に取り組んでいる。これらの行事の中には、読書の楽しさを味わわせることを主眼としたものもあれば、図書館に慣れ親しんでもらうことを主眼としたものもあり、子どもたちの興味、関心の多様性に十分に対応している。また、行事の運営に当たっては、学校、その他の公共施設、地域との連携に心がけることや、これまでに育成した図書館ボランティア及び図書館サークルとの協力、出前等、地域の大人を巻き込むための様々な工夫を凝らしている。また、平成14年度から本格的に乳幼児サービスを開始し、その一環としての「ブックスタート」事業では、7ヶ月検診時に講話や絵本リストの配布などを行い、「0歳からの親子ふれあい読書」を推進している。さらに、広報活動が充実しており、各種広報紙、行事紹介のチラシ等の配布に加え、子ども専用ページを含むホームページを開設している。
岩手県 石鳥谷町立図書館    当該図書館は、国道4号線沿いの「道の駅石鳥谷」の敷地内に、平成5年5月5日に開館した。開館以来、子どもに親しまれる図書館として、読み聞かせやコンサートの開催など、子どもや家族を対象とした読書推進のための様々な取組みを続けている。特に、週休日は、定例的に子どもの読書活動を奨励する事業を実施しており、家族全体に対しても読書に親しむための動機付けや習慣形成に重要な役割を果たしている。
宮城県 小牛田町近代文学館(図書館)    平成2年に開館した本館は、町民への文化の発信基地として積極果敢に館の運営の取り組んできている。特に子どもや高齢者へのサービスに重点をおきボランティアグループと一体となって、その読書活動の推進にあたっている。特色ある事業として「子どもたちに本の楽しさを!」をキャッチフレーズに年120回を越える多様な「お話し会」の開催や保育所や各学校等への「出前のおはなし会」を実施している。また、「子どもたちの学習を支えよう!」をキャッチフレーズに学校教育との連携・融合を強化したレファレンスサービスや学級文庫への貸し出し、更に学校向けの図書館だよりの発行等0歳から中学生まで一環したユニークな活動を展開している。平成14年度から「ブックハロー」事業として1歳児検診時に本のプレゼントをし“親子読書のすすめ”を新たに企画するなど子ども文化の新しい風を起こそうとしている。
秋田県 秋田市立中央図書館明徳館    1983年の秋田市立中央図書館明徳館開館以来、児童サービスを図書館サービスの基本に位置づけ、資料の充実、各種子ども向け行事の開催、読み聞かせボランティアの育成、学校との連携などに取り組み、大きな成果を上げてきた。特に独立した児童サービスがない県立図書館にかわり、相互貸借、レファレンスに応じるなど、明徳館が全県の児童サービスの拠点になっている。
山形県 山形市立図書館    昭和54年7月1日開館以来、「市民の立場にたった図書館サービス」、「市民文化の向上」、「社会教育施設との協調・連携」などを重点目標とし、特に、子どもに対する図書館サービスの向上のために、児童書の収集・利用促進や子どもの読書への導入促進のため、おはなし会や絵本の読み聞かせ等の活動を積極的に実施し、小・中学校や社会教育施設など関係機関と連携を図って子育て支援のための情報提供に努めている。これらの取り組みは、市民に定着し多くの親子の参加があり好評を得ている。
福島県 福島県船引町図書館    昭和55年福島県内初の図書館法に基づく町立図書館として開館以来、子どもの図書の充実に努め、町立幼稚園・小学校・中学校20箇所以上への巡回文庫の実施、おはなし会を育成・指導し毎週土曜日のおはなし会・特別おはなし会、町立幼稚園への巡回おはなし会の開催、また、平成13年度からは、保健センターにおいてブックスタートを始めるなど子どもの読書環境を整備する事業を積極的に行い、地域の子どもたちへの図書館サービスを事業の中心として取り組む姿勢が顕著である。
茨城県 日立市立記念図書館    当館は、昭和40年に子ども向けの図書館サービスを職員が率先して始めた。現在までに36年間継続して行っている。また、県内の図書館の児童サービスは当館をモデルに始まっている。研修の場や人材の提供等子どもの読書活動の推進に多大な功績を上げている。
栃木県 宇都宮市立図書館    日本では他にあまり例のない子どもが選定委員となって児童文学作品評価を行う「うつのみや子ども賞」を設けており、その賞の選定や受賞作品の活用をとおして、子どもの読書活動の裾野を拡げる活動を長年に渡って実施している。
群馬県 邑楽町立図書館    読み聞かせ活動・調べ学習コーナーの設置・子ども映画会など、図書館内における子どもの読書(図書館利用)促進活動の実践。また、学校へ出向いての図書館利用案内や本の紹介。さらには、読み聞かせ指導者の育成など様々な方面から子どもの読書活動促進の活動を行っている。これらにより、学校との連携が深まったり、町民一人あたりの貸出冊数が増加(平成11~13年度県内1位)したりと効果が現れている。
埼玉県 上里町立図書館    上里町立図書館は開館以来子どもへのサービスを最重点目標として取り組み、様々な企画や行事を行い、子どもの読書活動の推進に努めてきた。とくに、平成10年度から12年度まで、埼玉県が実施した読書マラソン指定館として学校と連携し、積極的に取り組み、成果をあげ、さらに平成13年度はその成果を継承した独自事業として「本とふれあいマラソン」を実施している。こうした優れた活動は子どもの読書意欲の向上に大きな効果をあげている。
三芳町立中央図書館    1歳児から小学校6年生までの子ども達に、年齢に合わせたきめ細やかな「読みきかせと本を紹介する会」を開催し、子どもを本好きに育てる活動に、長年、力をそそいだ。同時に、町内小中学校、保育所、児童館、学童保育所との連携を深め、「子どもの本に関する職員の研修会」、施設を訪問する「おはなし会」、「ブックトーク授業」など、子どもに本を手渡す活動を町内各施設に広げる努力を続けた。その結果、子どもの読書に対する関心が飛躍的に高まり、本好きな子どもが町全体に増加し、多大な成果を上げている。
千葉県 茂原市立図書館    茂原市立図書館は開館当初から、子供たちを読書や思索の習慣に導く方法として、「おはなし会」の重要性を認識しサービスに努めてきたが、平成元年から本格的に職員の研修とボランティアの養成を図り、図書館とボランティアが共同で市内小学校への「出張おはなし会」を開催してきた。平成13年度の「出張おはなし会」は、158回になる。
東京都 品川区立品川図書館    子どもの読書を推進する活動、特に学校に対する支援・連携は、他区にさきがけて開始し、長年の取組みは、優れた実績を上げている。都内公立図書館の中でも中心的役割を果たしており、図書館職員大会での実践報告などを通して実践例、ノウハウの普及啓発に大きく貢献している。
武蔵野市立中央図書館    武蔵野市立図書館では、昭和42年度より「読書の動機づけ指導」を実施している。市立小学校3年の全児童を対象として、子どもたちが本に触れ、本を好きになり、進んで読書の楽しみを享受できるようにとの願いから35年間続けてきているものである。最近では、親子二代にわたり読書指導を経験し、一緒に図書館通いをしている利用者もいる。平成14年度からは、0歳児及び3歳児を対象とした「むさしのブックスタート」を開始している。読書の動機づけ指導と連動して、武蔵野市すべての子どもたちにいろいろな節目の時期をとらえ、本に親しみ、面白さを発見できるような活動を目指している。
調布市立中央図書館    調布市立図書館では、平成9年度から市内の公立小・中学校に、「しらべ学習連絡表」を配布し、図書館を利用した調べ学習の充実に力を入れている。また、ブックリスト「このほんよんで!」、「小学生にすすめる本」は、現在も全国の多くの図書館、学校、文庫などで広く活用されている。
(財)東京子ども図書館    東京子ども図書館は、個人が自宅を開放して設けた家庭文庫を母体とした私立図書館。1974年に、東京都教育委員会から公益法人の認可を受け、以来、子どもたちへの直接サービスのほかに、「子どもと本の世界で働くおとな」のために、資料室の運営、出版、講演・講座の開催、奨学研修助成など、さまざまな活動を行ってきた。こうした活動は全国の児童書・児童図書館サービスに関わる人々にとって実務的及び精神的拠りどころとなっている。
神奈川県 大磯町立図書館    昭和58年の新館開館以来、子どもを将来にわたっての利用者として、児童サービスには特に重点を置いて取り組んできている。子どもと本を結ぶため、子どもの年齢に合わせた各種行事を、本館・分館合わせて50名弱のボランティアと協力しながら行っている。また、小学校、幼稚園、保健センター等との連携をし、よりきめ細かいサービスを展開している。
新潟県 白根市立図書館    新図書館として平成12年6月に開館して以来、子供の読書活動の推進を重点的な活動として行っている、特に学校と連携した読書活動の普及や、おはなし・絵本の読み聞かせに携わる市民ボランティアの養成、学校を拠点に地域を巡回するブックバスの運行などを行い、学校や地域を巻き込んだ事業展開によって、児童生徒の図書館利用は大きく伸びている。
富山県 富山市立図書館 ●富山市立図書館は昭和45年の開館当時から運営方針の二本柱の一つとして子どもの読書活動へのサービス充実をあげ、きめ細かいサービスに努めてきている。
●地域に密着したサービスを行うことを目的として作られた15の分館においても子ども会を実施し、子どもの読書活動の充実に貢献している。
●このような活動は、他の市町村の子どもへのサービスのモデルとなる活動である。
●読書活動の普及に向け、年間115回の学校訪問を行い、読書指導や読み聞かせ、図書館の使い方の指導などを行っている。これは、移動図書館とは別に実施されている。
●幼児向けには、幼稚園・保育所訪問や図書館への招待を年間205回実施している。
石川県 内灘町立図書館    石川県内町立図書館の中核として、また、河北郡内の中核図書館として、早くから子どもの読書普及に努めてきた。少ない職員数ながら、子どもたちに本に接する楽しさや喜びを伝えたいと、学校訪問や保育所(園)等への出張図書館事業や図書館訪問事業を通して、学校等との連携を深めるとともに、子どもの読書ボランティア養成講座、子ども向け講座やおはなし会などの各種事業を積極的に行ってきた。今日まで、町の図書館としての存在を高め、地域住民の読書に対する要望に応える活発な活動を行っている。
福井県 春江町立図書館    子ども対象の読み聞かせ、おはなし会等の行事への取り組みが非常に活発であり、子ども資料の貸出率(対人口)や貸出冊数も県内トップクラスとなっている。また、地域での活動に対する細やかなバックアップ体制がとられており、ボランティアにとって活動しやすい図書館となっている。
山梨県 石和町立図書館    専任の館長と専門職員によりしっかりした図書館運営がなされ、子どもへの質の高いサービスが提供されている。開館以来、児童書の充実に努めるほか、様々な子どものための読書推進事業をボランティアとの協働で実施し、本県における図書館活動の先導的役割を果たしてきた。全国初のビデオの個人貸出や視聴覚設備の充実、周辺自治体住民への広域利用、学校図書館との連携、祝日開館・夜間開館(平日9時まで)など積極的な図書館活動を展開している。
長野県 富士見町図書館    平成6年に開館して以来、子どもを始めとする利用者の目線に立った運営により、同規模自治体中人口1人当たり個人貸出冊数が4年連続全国第1位となるなど、活発な図書館活動を行っている。毎週火曜日には「朝のお話会」を開催するとともに、町内の小中学校からインターネットのネットワークにより図書の検索・予約を行うことのできるサービスや、図書館職員が学校に出向いての読み聞かせ等の実施など、学校と連携協力した活動により、子どもの読書活動の振興に寄与している。
岐阜県 大垣市立図書館    大垣市立図書館は、年間を通じた普及活動や、ボランティア機関との連携事業により子どもの読書活動の推進に努めている。毎週末のおはなし会は、昭和55年の新館建設以降、平成13年度末までに開催回数2,100回、対象人数37,000人以上にのぼり、多大な効果を上げてきた。
静岡県 竜洋町立図書館    『現代っ子の活字離れを食い止め、本の面白さ、楽しさを教える」という町の施策もあり、館内のお話会はもとより、保育園から小・中学校まで幅広い読み聞かせ活動を職員が行っている。こうした活動は着実に実を結び、貸出冊数(人口2万人未満の町村)4年連続日本一など、常に上位にいる。登録者に占める児童の割合は32%、貸出冊数に占める児童書の割合は41%と群を抜いており、平成14年度よりブックスタートを開始し、ベビーカーの来館も増え、常に図書館内は子どもたちであふれている。子どもたちが気軽に図書館に通えるような雰囲気が竜洋町立図書館にはある。(総合的な学習では、授業の一環として、資料の選び方や扱い方など、学校や館内で教師の支援を館長・職員が行っており、)町立図書館と学校図書館の連携にも力を注いでいる。
三重県 尾鷲市立図書館    「尾鷲市立図書館」は、子どもの読書への関心を高め、読書習慣を身につけさせることを目標に昭和42年度から「子ども読書会」を開講し、昭和62年度から子ども読書感想文コンクールを実施することで、自分の考えを文章にする指導も行っています。また、読書の楽しさ・読む喜びを伝え続けることを図書館の大きな任務と位置づけ、読書をとおして、子どもの豊かな感性を育むことに寄与している。
滋賀県 草津市立図書館    長い間市町村立図書館の設置率が低かった滋賀県において、すべての住民に親しまれることを目指す図書館の先駆けとして1983年に開館して以来、児童サービスを重視することを運営の基本方針に位置付けて活発なサービスを展開してきた。サービス内容は児童への貸出・読書案内のほか、おはなし会・子ども文化活動・講演会・ブックトークなど多岐にわたっている。また、学校・保健所や、子ども文庫・ボランティア等と連携してのサービスも積極的に行っている。こうした活動が、その後新たに開館した県内公共図書館にとって、図書館として実施するべき児童サービスの具体的な見本となった。また、職員が県内図書館の児童サービス研修の講師としてよばれることも多く、県内公共図書館の児童サービスの全体的な向上に貢献した。
京都府 向日市立図書館    向日市立図書館は、子どもの読書活動を推進する多様な取組を年間を通して行っている。中でも、年7回(2、4、5、6、9、10、11月)定例月の毎月第4土曜日に行っている「おはなし広場」は幼児期から本に親しむ活動として参加者の好評を得ている。また、春・夏・冬の長期休業中に開かれるおはなし会では、絵本の読み聞かせやストーリーテリング、ブックトークを行い、低学年と高学年の部に分けて、子どもたちが参加しやすい工夫がされている。さらに、学校と連携しながら、各小学校での読み聞かせを実施するなど、子どもの読書活動推進に関し、府内公共図書館の模範となるものである。
大阪府 大阪府立中央図書館    府内市町村図書館および各関連団体と協力し、またボランティア団体とも協働して、子どもの読書環境の向上に貢献している。平成10年度には府内市町村図書館と協力し、府内各所で講演会、ワークショップを開催、また乳幼児のためのブックリストを発行するなどの活動を展開し、広く府域の読書推進の機運を盛り上げた。引き続き、次年度以降も絵本講座、国際シンポジウム、講演会、リスト作成と、更に読書推進活動を展開した。特に12年度においては国際シンポジウム「絵本で赤ちゃんを育てよう」を開催、イギリスでのブックサービス運動を紹介して府内ブックスタート事業取り組みの引き金となり、乳幼児サービスの進展に大きな効果をあげた。また、ボランティア団体と共に、視覚障害児の読書環境の改善にも貢献した。
豊中市立岡町図書館    昭和25年に移動図書館の巡回開始、昭和34年に児童室を開室、個人貸出を開始し、また固定施設を整備するなど、早くから子どもへの図書館サービスを実践。他方、昭和48年に、市民による子ども文庫活動への団体貸出などの支援を開始、平成2年からは、様々な理由で図書館を利用することが困難な子どもたちへの種々の館外サービスを実践、さらに、平成5年には、学校図書館との本格的な連携とおはなしボランティアの養成と活動支援を開始。豊中市立岡町図書館では、子どもの読書活動を推進するために、来館する子どもだけを対象にするのではなく、積極的に地域に出向き、学校や地域・家庭、市民と連携を深めるなかで、子どもが乳幼児から本に親しみ、心を豊かに育むための読書環境づくりに取り組んできた。最近、これらの実践活動に対して、他市からの視察や問い合わせも多い。
兵庫県 芦屋市立図書館 ○昭和42年3月、芦屋市立図書館が中心となり、近隣の図書館や関係者に参加を呼びかけ、「ストーリーテリング研究会」を発足させた。その活動は、他の図書館をはじめ、関係各方面にも多大な影響を与えた。会に変遷があるものの、子どもたちに絵本やおはなしの楽しさを伝えて、今年で35年に及ぶものである。
○幼稚園児・小学生・中学生を対象に、本やおはなしに親しむ機会を設け、積極的に働きかけることにより、本の好きな子、図書館の好きな子どもを育てている。
奈良県 生駒市図書館    図書館職員の研修等を進め、館全体として児童サービスを支える体制作りに努めてきた。また、ボランティア養成のための講座開催、分館や公民館図書室とのネットワークによる市内全域サービスへの取り組み、学校との連携の強化、さらに絵本原画展等の各種のイベントを積極的に開催するなど、県内公共図書館児童サービスの牽引役を果たしてきた。
島根県 木次町立図書館    平成5年8月の新館オープン以来、地域に密着してサービスを広げ続けている。新館開館以前から継続して、親と子の絵本の読み聞かせを進めており、町内全域の幼稚園・保育で、保護者対象の講演と指導を行ってきた。図書館での週一回の読み聞かせの会も続けており、現在は、職員と読み聞かせボランティアによる「よみかたりのじかん」(毎週水曜日)、子ども読書年を期に始まった「おはなしレストラン」等の活動をしている。また、学校との連携も進めている。
岡山県 倉敷市立中央図書館    地域のボランティアグループと連携して、読み聞かせの会や保育園等への出前サービスなどを実施し、子どもたちが本に親しむ機会の充実に努めるとともに、学校や母子グループへの長期団体貸出、家庭文庫や幼稚園への配本サービスを実施し、学校や団体の活動支援のための体制整備を図っている。
広島県 海田町立図書館    図書館活動の基本に即した児童サービスの実施において大きな成果を上げるとともに、関係行事の開催やボランティアグループとの密接な連携を図り、広く子どもの読書推進活動の進展に寄与している。また図書館の役割・機能を媒介とした学校教育との連携に先進的に取り組み、今後の学社融合による子どもの読書関係事業の展開に大きく貢献している。
山口県 宇部市立図書館    児童の読書活動には早くから取り組み、昭和43年には、常盤公園菖蒲園の松林を会場に450人が集まって、「母と子の青空読書会」が開催された。この会は以後毎年開催されている。図書館の主催だけに止まらず、学校や民間の団体との連携・協力による子どもの読書活動は多彩にして目覚ましいものがあり、他の地域へも好影響を及ぼしている。
徳島県 鳴門市立図書館    1981(昭和56)年より、図書館職員による図書館での「おはなし会」を実施し、市民のボランティアと共に「おはなし会」や「おはなしたいむ」などを20年以上続け、市内の子どもたちに大変喜ばれている。また、幼・小・中学校への図書の団体貸出しや移動図書館による遠隔地の学校への団体貸出し、学校や幼稚園へ出張しての読み聞かせサービス等、学校・園との連携、協力のもと活動し、多大の実績を修めている。その他、「心育ての子育て講座」や「子どもの本に出会う会」など、子どもだけでなく、保護者やボランティアを育てる活動にも力を入れている。最近では、図書館活動を活性化させる目的で、特定非営利活動法人「ふくろうの森」が設立され、連携して一層活動に幅と広がりを見せている。
愛媛県 伊予三島市立図書館    幼児期から本に親しむことを目指して、絵本や紙芝居等の読み聞かせ会を早くから行うとともに、人形劇やクリスマス会、映画会など興味を惹きつける楽しいイベントの開催を通して、子どもたちを図書館に誘い、地域における子どもたちの楽しい読書環境づくりを積極的に推進している。また、県内では初めての試みとして、あるテーマに沿って幾冊かの本を紹介していく「ブックトーク」講習会を、「東予ネットワークおはなし大好き推進実行委員会」及び東予地方の他館と共催して開催し、子どもたちの興味や関心と本とを結びつける面白さを参加者に実感させるなど大きな成果を収めている。更に、県下でいち早く着手した市内の学校の「朝の読書活動」を支援するため、図書を団体貸出するなど、学校との連携強化にも積極的に努めている。
高知県 高知市立潮江市民図書館    高知市立図書館の5分館、12センター図書館の中でも抜きん出て活発な図書館活動を展開している。積極的に小学校へも出向いて本を紹介し、頻繁に連絡をとって学校との連携が強化されている。また絵本の紹介などを通して、幼児期からの読書の大切さについて利用者の親子に働きかけたりと、地道な活動によって住民の信頼を得ている。こうして今や地域の住民、子どもたちにとってなくてはならない文化施設となっているため。
福岡県 小郡市立図書館    小郡市立図書館は、昭和62年の開館以来、小・中学校との連携をさまざまな形で取り組んできている。特に、「全学校に配置されている学校司書を通じた調べ学習資料やリクエスト、レファレンスへの市立図書館のサポート体制の確立」「小学校への移動図書館車の巡回、司書の出前お話し会、市立図書館の利用指導など各学校の協同事業」「図書の物流システムの構築」「学校司書・学校図書館担当代表教諭と市立図書館司書との年3回の定例合同研修会の実施」「協力モデル校の指定と協同事業の実施」等を行っている。また、平成13年度には教育委員会による小・中学校の電算ネットワーク化も完成した。このような市立図書館での取り組みは、平成14年度から「総合的な学習の時間」、平成15年度からの司書教諭の配置を視野にいれたもので、全国的にも先進的な地域として注目をあびている。
佐賀県 伊万里市民図書館    平成7年7月、新たに開設以来、図書館運営を支援するボランティアグループの協力を得て、子どもの読書の推進活動事業を積極的に展開し、顕著な実績を収めている。その活動は、本県の先進的な取り組みとして注目を集め、その後に開設された図書館運営の模範となっている。
長崎県 諫早市立諫早図書館    子どもの読書を推進するためには、まず親から、という観点で、児童書コーナーに「子どもの文化の研究コーナー」を設置。子どもの本の講座や学校図書館ボランティア養成講座等を実施したり、ブックスタート事業も県下で最初に取り組むなど、子どもの読書活動を積極的に展開している。
熊本県 植木町立図書館    開館以来、児童に対するサービスに意を注ぎ、小学校や幼稚園・保育園への移動図書館車での配本時に待機児童を対象にミニお話会を実施する等の結果、児童図書の蔵書割合は3分の1だが、貸出利用の割合は児童関係が6割を越す等、児童の利用度の高い図書館となっている。
大分県 (財)松本記念児童図書館    大分瓦斯(株)会長であった故松本得一翁の遺志により、自宅屋敷であった敷地に昭和60年11月に児童図書館として開館した。以後17年間にわたり、地域及び地域外の子どもたちに、本に親しみ読書の楽しさを知る機会や場所を提供してきた。また、職員の選書の方法などが、子どもの読書に関心のある団体や個人のモデルとされている。
宮崎県 延岡市立図書館    長年にわたり子どもの読書推進に取組み、近隣の公立図書館をリードしてきた。特に、新図書館がオープンした平成9年からは、図書館に学校巡回指導司書を配置して小中学校図書館を定期的に巡回し、その運営を支援するとともに読書指導に積極的に取り組んでいる。また、館内での様々な自主事業に加え、地域やボランティア、新聞社、大学などとも連携した多彩で特色のある子どもの読書推進にも取り組んでいる。
鹿児島県 加世田市立図書館    職員の専門性も高く、蔵書数に占める児童用図書43.3%、登録者数にしめる児童の登録率27.7%であり、児童用図書の貸出冊数の割合も高い。また、本館で実施される読み聞かせ会や、学校や地域公民館などで行う出前おはなし会の総数は年間200回を超えている。特色としては、図書館ボランティアが21名登録され、図書館職員とともに読書活動の推進を図っていることである。出前によるおはなし会は、職員とボランティアの方が2名1組で実施している。加世田市立図書館では、市読書推進協議会と一体となって、「週1回家族で30分の読書をしましょう。」の実践項目を掲げ、「読書のまち」づくりに取り組んでいる。
沖縄県 勝連町立図書館    勝連町立図書館は、通常のおはなし会の他に、離島である津堅島の子どもたちや住民を対象に、他の図書館では珍しい海を越えての読み聞かせサービス「おはなし宅急便」を行っている。月に一度のこの機会は、新しい本の紹介やお話を通して本に興味や関心を抱いてもらうと共に、本と人との橋渡しの役割を担っている。毎月1回のペースで開催されている「らいぶらりーライブ」は、閉館後、午後7時から行っている。地域と図書館を結ぶコンサートを開くことで、図書館への理解と地域の文化的な活動の底上げに努めている。

-- 登録:平成21年以前 --