第3章 1子どもと保護者の読書の状況 （2）日ごろの読書の状況

本を読むことが「好き（46.5パーセント）」、「どちらかというと好き（39.1パーセント）」という回答は全体の8割以上（85.6パーセント）である。

本を読むことが「好き（38.4パーセント）」、「どちらかといえば好き（40.1パーセント）」という回答は全体の7割以上（78.5パーセント）である。

本を読む理由は、「おもしろいから、楽しいから（82.6パーセント）」が最も多く、「ためになるから（36.3パーセント）」、「調べものがあるから」（22.9パーセント）」などが続いている。

本を読む理由は、「娯楽のため（57.2パーセント）」が最も多く、「趣味のため（49.8パーセント）」、「教養のため（46.5パーセント）」が続いている。 　注）「娯楽のため」とは、小説等を楽しみのために読むこと、「趣味のため」とは園芸や料理等趣味活動のために本を読むことを想定している。

本を読む場所は、「自分の家や友達の家（82.7パーセント）」が最も多く、次いで「教室（54パーセント）」、「学校の図書館」（39パーセント）」、「町の図書館（18パーセント）」となっている。 　学年別にみると、「町の図書館」、「学校の図書館」は学年が上がるにつれて少なくなる傾向にある。

本を読む場所は「自宅（94.8パーセント）」が殆どであるが、「電車やバスの中（11パーセント）」という回答も1割となっている。

1か月に読んだ本の数は、「4冊～6冊（17.4パーセント）」が最も多く、次いで「2冊（15.6パーセント）」、「1冊（14.6パーセント）」などとなっている。 　学年別にみると、学年があがるにつれて、本を一冊も読まない割合が高くなっている。

一ヶ月の間に読んだ本の数は、「0冊（27.4パーセント）」が多く、「1冊（23.1パーセント）」、「2冊（20.9パーセント）」が続いている。10冊以上読んだ人は4.2パーセントである。

一ヶ月の間に本を読まなかった人にその理由をたずねたところ、「本を読む時間がないから（46.4パーセント）」が最も多く、「本を読むのが嫌いだから（27.9パーセント）」、「読みたい本がないから（25.3パーセント）」が続いている。 　学年別にみると、本を読まなかった理由の第1位は小学校2年生は「読みたい本がないから（46.2パーセント）」、小学校5年生は「本を読む時間がないから（45.5パーセント）」、中高生では「本を読む時間がないから（47.6パーセント）」となっている。

一ヶ月の間に本を読まなかった人にその理由をたずねたところ、「仕事や家事で忙しいから（69.1パーセント）」が圧倒的に多くなっている。

本を読む時間がなかった人にその理由をたずねたところ、「勉強があるから（47.2パーセント）」が最も多く、「スポーツクラブやおけいこごとがあるから（26パーセント）」が続いている。

一ヶ月の間に読んだマンガの数は、「21冊以上（17.1パーセント）」、「4冊から6冊（15.6パーセント）」「0冊（15.3パーセント）」「10冊から20冊（15.1パーセント）」の順になっている。マンガは、マンガ以外の本に比べるとよく読まれている。

＜保護者調査（問8）＞

所有しているマンガの数では、「1冊～50冊（56.6パーセント）」が大半を占め、「51冊～100冊（18パーセント）」が続いている。