先ず、第4章で挙げた事例ならびに研究会での議論を下に、想定されるプロモーション手法をAIDMAのステップに応じて以下のように整理した。このうち、網掛けが社会的気運醸成という観点で重要な領域である。また、その前後の領域にもボランティアを促進する上では重要な課題ではあるが現状で有効な取り組みが少なく、工夫が必要な課題が存在する(下表コメ印部分)。
AIDMA | 戦略 | 狙い | 参考となるプロモーション手法例 | 主な実施主体 | 備考 |
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認知 |
1.多様なボランティア像や活動の認知度向上 |
“ボランティア”の像の拡大 |
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国 | |
ブランド化と浸透 |
※住民の日常生活の中で、浸透する場面をつくる工夫 |
国 | |||
マスメディアへの露出 |
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国、地方自治体、ボランティア活動主催者 |
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興味・関心 | 2.帰属組織から情報提供・動機付け | 住民の帰属組織を経由した情報発信 |
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学校、企業(体験活動ボランティア活動支援センターによる啓発) |
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住民の日常生活の場への情報発信(帰属組織との関係の希薄な層を主対象) |
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国 |
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体験活動ボランティア活動支援センター(コーディネーター) | ||||
ニーズ情報の提供 |
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体験活動ボランティア活動支援センター(コーディネーター) |
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活動内容の具体化 | 3.体験の場の提供・実践者からの情報提供 | 体験機会の発掘・拡充 |
※体験機会の発掘 |
企業 |
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国、地方自治体 | ||||
実践者からの情報発信 |
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ボランティア活動主催者 |
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6.(多様な)ボランティア像や活動について詳細な情報提供 |
具体的な検討をサポートする情報提供 |
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体験活動ボランティア活動支援センター(コーディネーター) |
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※個々人のライフスタイルやニーズなどに応じた、ふさわしいボランティアの具体的な検討への支援 |
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実践の促進 |
8.はげみの提供 |
はげみの提供 |
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国、地方自治体、ボランティア活動主催者 |
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実践者に役立つ情報の提供 |
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国、地方自治体、ボランティア活動主催者 |
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生涯学習政策局社会教育課
-- 登録:平成21年以前 --