分野:福祉
三浦藤沢信用金庫(ボランティアサークル「ふれあい」)
横須賀市社会福祉協議会、地域ボランティアネットワーク
当金庫社員700名、横須賀基地米軍関係者300名、自衛隊員250名、学校関係者600名、その他行政スタッフ・市民等、合計約3,000名。
1994年3月、職員60名が参加するクラブ活動としてボランティア活動を開始した。
地域にさらに役立つ活動を展開したいという考えから、96年には広く市民に呼びかけ、97年1月、ボランティアサークル「ふれあい」を発足した。
社員ボランティア及び市民ボランティアサークル「ふれあい」の事務局を当金庫が運営することにより、活動を通じて地域社会に貢献したい考えである。
市助役、商工会議所会頭、社会福祉協議会会長をはじめとした方々とともにサークル組織や会則・規約などについて検討した。
コック、大工、ペンキ職人等が中心となって海岸の外壁塗装作業、施設の修繕・リフォーム等を行なう。米軍関係者が中心となって市民との国際交流機会を提供する。
市民メンバーにとっては、ボランティア参加することで、地域との一体感や自然・他者・弱者等への思いやりの気持ちを醸成する効果が見られる。
職員にとっては、ボランティア活動を通して国際性を高めたり、人間的に成長することができている。
当金庫にとっては、そうした職員の成長が企業としての成長につながるとともに、本業以外においても「地域とともに地域の発展に貢献する」という企業理念を実現することができている。
自由参加を原則に、「無理なく、自分ができるときにできることを」、「お金をかけないで楽しくやろう」をモットーとしている。
ボランティア活動のコーディネーターとして留意すべきことは、机上で指図するのではなく、率先して自ら実践活動をしないと人はついてこないという点である。
もっと多くの職員や市民が参画しやすいボランティア活動をコーディネートしていきたい。
ボランティア活動が、参加者どうしの交流、ふれあいの機会となり、また、参加者自身が楽しみながら活動できるような機会をいかにして提供できるか、さらに工夫していきたい。
親子で参加できるボランティア活動の機会が少ないように感じるため、家族ぐるみで参画できる機会を提供していきたい。
生涯学習政策局社会教育課
-- 登録:平成21年以前 --