平成20年度幼児教育の改善・充実調査研究

1 趣旨

 近年,子どもたちの育ちの環境の変化,家庭や地域の教育力の低下等が指摘されており,次世代を担う子どもたちが人間として心豊かでたくましく生きていく力を身につけ,生涯にわたる人格形成の基礎を培うため,幼児教育の改善・充実が必要である。このため,幼児教育に関する様々な課題について調査研究を進め,全国に成果を普及する。

2 事業の実施

(1)調査研究の観点

 地域や幼稚園の実情に応じ,ア,イに示した事項に関する調査研究を行う。なお,複数の事項について研究することも可能であるが,主要な研究内容をア,イの各事項の中から一つ選ぶこと。

ア)幼稚園における教育課程上の諸課題に対応した実践的調査研究

 1)道徳性の芽生えを培う活動
 2)自然体験・社会体験活動
 3)表現する力を養い,造性を豊かにする活動

イ)幼稚園における幼児教育支援方策に関する調査研究

 1)就学前教育と小学校の連携体制の在り方
 2)預かり保育の在り方
 3)特別な配慮を必要とする幼児に対するための支援の在り方
 4)家庭及び地域における幼児期の教育の支援の在り方
 5)認定こども園の活用促進の在り方
 6)幼稚園における学校評価の推進の在り方
 7)国内外の幼児教育に関する経済支援及び質の確保の在り方

(2)調査研究実行委員会

 委託を受けた者は,研究推進体制の検討,研究結果の分析や取りまとめ等を行うため,学識経験者,教育関係者,行政関係者,研究協力園担当者等で構成される調査研究実行委員会を設置する。また,他の幼稚園や団体などと協力して研究が行うことができるものとする。

お問合せ先

初等中等教育局幼児教育課

-- 登録:平成22年03月 --