あらゆる産業分野でデジタル化が進み、世界的にもデジタル人材が不足する中、わが国においても早期のデジタル人材育成が欠かせない状態となっている。大学教育段階で、デジタル・理数分野への学部転換の取組が進む中、その政策効果を最大限発揮するためにも、高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部といった高校段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成を抜本的に強化する必要がある。このため、文部科学省では、情報や数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、専門的な外部人材の活用や大学等との連携などを通じてICTを活用した探究的・文理横断的・実践的な学びを強化する学校などに対して、そのために必要な環境整備の経費を支援する「高等学校DX加速化推進事業」を実施している。
本事業では、高等学校DX加速化推進事業に採択された学校(以下、「採択校」という。)に対して、ブロック別の取組実践発表会・研究協議会、有識者によるサポートなどの伴走支援を実施し取組を加速するとともに、定量的な成果指標の検討・取得・分析等を行い、成果検証を行うことを目的とする。
(事業1)高等学校DX加速化推進事業における伴走支援事業
(1)ブロック別取組実践発表会・研究協議会の実施
(2)採択校へのサポートの実施
委託先:NTT東日本株式会社
(事業2)高等学校DX加速化推進事業における成果検証事業
(1)高等学校DX加速化推進事業の成果と課題の把握・分析
(2)高等学校DX加速化推進事業の定量的な指標の検討・取得・分析
(3)高等学校DX加速化推進事業の成果検証・改善の提案
委託先:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社