専門高校の魅力発信に関する調査研究事業（令和元年度）

1．事業名

「専門高校の魅力発信に関する調査研究」

2．事業の趣旨

　　少子高齢化への対応や地方創生に向け、農林漁業従事者等の地域産業の担い手不足が進む中で、優秀な人材を確保し、多様な担い手を育成することが求められている。

　専門高校は、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成しているが、専門高校における優れた取組や特色ある取組について、全国の専門高校間で共有するとともに、これらを魅力として広く社会へ発信していくことが求められている。

　これからの農業高校（農業に関する学科を設置する高等学校等）及び水産高校（水産に関する学科を設置する高等学校等）においては、生産技術の習得のみならず、グローバル化や付加価値の向上などに対応した経営感覚の醸成を図る学習内容や危害分析・重要管理点方式（以下、ＨＡＣＣＰ）等、安全・安心な食料の持続的な生産と供給に対応した生産工程管理に関する学習内容などの充実を図ることが必要となってくる。
　このため、農業高校及び水産高校の実践的な職業教育の充実に資する観点から、ＨＡＣＣＰの実践やＨＡＣＣＰの認証取得の先進事例に関する調査等を行い、その成果を広く全国に提供することで、農業高校及び水産高校におけるＨＡＣＣＰに関する学習内容を充実させるとともに、ＨＡＣＣＰの実践等を促進し、専門高校の魅力を向上させる方策について調査研究する。

3．事業の内容

　農業高校及び水産高校を対象として、ＨＡＣＣＰの実践及び認証取得に関する実態調査を実施し、ＨＡＣＣＰの実践等についてまとめ、広く周知する。
　そのために、農業高校、水産高校、ＨＡＣＣＰに先進的に取り組む関係団体、有識者などから情報収集を行い、実態調査の内容等について検討する。
　さらに、実態調査の結果分析等を踏まえ、ＨＡＣＣＰの実践等について、分かりやすく手引きや事例集（電子媒体、紙媒体）にまとめる。併せて、授業で生徒がＨＡＣＣＰに関する学習を行う際に活用できる副教材（電子媒体、紙媒体）を作成する。（手引き、事例集、副教材は、農業高校と水産高校に分けて作成する。）

HACCPの実践等について、手引やテキストにまとめました。ぜひご活用下さい。