都道府県名 長崎県
推進地域名 長崎市
学校名 | 長崎県立長崎鶴洋高等学校 |
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設置大学科 | 水産科 |
設置小学科 | 水産増殖科 |
生徒数 | 557名 |
所在地 | 長崎市末石町157-1 電話 095-871-5675 |
学校名 | 長崎市立為石小学校 |
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生徒数 | 119名 |
所在地 | 長崎市為石町2119 電話 095-892-2915 |
学校名 | 長崎市立川原小学校 |
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生徒数 | 74名 |
所在地 | 長崎市宮崎町127 電話 095-892-2184 |
学校名 | 長崎県立鶴南養護学校 |
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生徒数 | 210名 |
所在地 | 長崎市蚊焼町721 電話 095-892-0258 |
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連携校の小学校、養護学校とは、各学校の学校行事等を十分配慮し、日程等の打ち合わせを行った。
実施月日 | 平成17年5月27日(金曜日)9時15分〜11時50分 |
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目的 | ヒラメの形態生態・標識装着法・放流の仕方、また、地元海域における水産業(漁獲魚種・漁獲法・漁具など)について学び、地域水産資源の維持増大に貢献する。 |
参加生徒 | 長崎水産高校 水産増殖科3年生35名 |
共同放流 | 西彼南部漁協組合員(連携先) |
実施場所 | 長崎市香焼町辰ノ口海岸 |
実施内容 | ヒラメの標識装着(タグ装着)および放流、漁協組合員による説明 |
実施月日 | 平成17年8月25日(木曜日)、8月26日(金曜日) |
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目的 | 本校海洋訓練の実施場所である長崎市高浜海水浴場周辺海域において、近年、アワビ・サザエ等有用貝類の天敵である「ヤツデヒトデ」が大繁殖しているとの報告を受け、課題研究で身に付けたスクーバダイビングの技術を生かしてヤツデヒトデを捕獲し、地元水産資源の保護に貢献することを目的とする。 |
参加生徒 | 長崎水産高校 水産増殖科3年生8名(課題研究潜水調査班) |
協力機関 | 野母崎三和漁協組合員(連携先) |
使用船舶 | 長崎水産高校小型実習船「すいらん」 |
実施場所 | 長崎市高浜町高浜海水浴場周辺海岸 |
実施内容 | ヤツデヒトデの捕獲 |
実施月日 | 担当科 | 実施場所 | 実施内容 |
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10月1日(土曜日) | 食品流通科 | 食品工場 | 水産物の缶詰作成 |
10月15日(土曜日) | 機関科 | 機関工場 | ブリキ板を使ったちりとり作成(1回目) |
10月22日(土曜日) | 機関科 | 機関工場 | ブリキ板を使ったちりとり作成(2回目) |
10月29日(土曜日) | 水産増殖科 | 臨海実習場 | ウニの産卵実験、プランクトン観察、体験乗船、飼育生物観察および投餌体験 |
11月12日(土曜日) | 海洋科 | 実習室 | ロープワーク |
11月19日(土曜日) | 情報通信科 | 実習室 | 風呂ブザーの作成 |
実施月日 | 平成17年4月26日(火曜日)〜7月6日(水曜日) |
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目的 | 異年齢の小学生と交流することにより社会性を身に付け、知識技術の再確認及び定着を図る。また、放流等を行うことにより地域水産資源の維持増大に貢献する。 |
参加生徒 |
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実施場所 | 長崎水産高校臨海実習場および長崎市為石海岸 |
実施内容 | マダイの稚魚共同飼育観察・飼育結果報告発表会・稚魚放流 |
実施月日 | 平成18年4月25日(火曜日)、5月9日(火曜日)、7月11日(火曜日) |
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参加生徒 |
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実施場所 | 長崎鶴洋高校臨海実習場および長崎市為石海岸 |
実施内容 | マダイの稚魚共同飼育観察・稚魚放流 |
実施月日 | 平成18年5月23日(火曜日)、6月20日(火曜日)、7月12日(水曜日) |
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目的 | 異年齢の小学生と交流することにより社会性を身に付け、知識技術の再確認及び定着を図る。また、放流等を行うことにより地域水産資源の維持増大に貢献する。 |
参加生徒 |
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実施場所 | 長崎鶴洋高校臨海実習場および長崎市川原海岸 |
実施内容 | マダイの稚魚の観察・稚魚放流 |
実施月日 | 平成17年6月28日(火曜日)10時〜12時 |
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目的 | 稚魚の放流を通じて奉仕の喜びを知り、養護学校生徒と共に行動することにより知的・身体的障害を理解し、水産生物を大切に育てる使命感を育てる。 |
参加生徒 |
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実施場所 | 長崎水産高校臨海実習場および長崎市為石海岸 |
実施内容 | 実習場内飼育生物見学説明、ヒラメ稚魚放流、体験乗船 |
実施月日 | 平成18年6月22日(木曜日)、6月27日(火曜日) |
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参加生徒 |
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実施場所 |
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実施内容 |
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実施月日 | 平成17年7月14日(木曜日)10時〜12時40分 |
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目的 | 養護学校生徒と共に行うレクレーション等を通じて知的・身体的障害を理解し、稚魚の放流を通じて奉仕の喜びを知り、水産生物を大切に育てる使命感を育てる。 |
参加生徒 |
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実施場所 | 長崎市川原町川原海水浴場 |
実施内容 | ヒラメ稚魚放流、レクレーション |
実施月日 | 平成18年6月23日(金曜日)、7月7日(金曜日) |
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参加生徒 |
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実施場所 |
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実施内容 |
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実施月日 | 平成17年10月27日(木曜日)10時〜12時50分 |
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目的 | 異年齢の幼稚園・保育園児と交流することにより社会性を身に付ける。また、総合実習で飼育した金魚を配付し、金魚飼育の方法を説明することによって飼育技術の習得を完成させる。 |
参加生徒 |
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実施場所 | 各保育園・幼稚園内 |
実施内容 | 金魚配付(水産増殖科2年総合実習において種苗生産した金魚約20〜30匹)、金魚飼育説明
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実施月日 | 平成18年10月20日(金曜日)10時〜12時50分 |
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参加生徒 |
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実施場所 | 各保育園・幼稚園内 |
実施内容 | 金魚配付(水産増殖科2年総合実習において種苗生産した金魚約20〜30匹)、金魚飼育説明
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実施月日 | 平成17年11月19日(土曜日)〜20日(日曜日)2日間とも10時〜17時 |
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目的 | 『健全な食生活と食材を育む自然の大切さを再認識するとともに、生産者と消費者の交流を図り、長崎県における地産地消の確立を推進する』という趣旨に基づき、「ながさき実り・恵みの感謝祭」は例年長崎県主催により開催され、この感謝祭の出展コーナーの一角に「水産高校コーナー」として昨年度より出展している。これは水産高校の持つ専門的技術や実習製作品を公開・販売することにより、水産高校について一般の人たちに広く知ってもらうことを目的としている。 |
参加職員及び生徒 | 長崎水産高校各科職員、水産増殖科生徒3名 |
実施場所 | 長崎市 長崎水辺の森公園 |
各科公開内容及び販売品 |
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実施月日 | 平成18年11月18日(土曜日)〜19日(日曜日)2日間とも10時〜17時 |
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参加職員及び生徒 | 長崎鶴洋高校職員、水産クラブ部員(同校生徒)6名 |
実施場所 | 長崎市 長崎水辺の森公園 |
各科公開内容及び販売品 |
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「小学校とのマダイ稚魚の共同飼育観察」「鶴南養護学校との交流学習」「全科による地域開放講座」等の活動において、小学生、高校生、一般参加者対象等にアンケートを実施した結果、次の〜の成果を得ることができた。
小学校や養護学校との交流学習では、お互いの行事の都合上、当初の計画の変更を余儀なくされることが多かったのにもかかわらず、全体的にスムーズな運営ができた。これは交流学習の相手校が、今年度初めてではなく、以前にも交流を行ったことがあったため、互いの意思疎通がうまくゆきスムーズな運営に繋がった。交流するにあたって、生徒に対する事前指導に充分な時間を費やした成果もあり、今年度は生徒自身の交流に対する取組に積極的な姿勢をうかがうことができ、非常にうれしく感じた。また、自らが持っている知識を相手校の児童・生徒に説明することによって知識の再確認にもなったと思われる。交流相手校の児童・生徒達も自ら積極的に交流を行おうとする姿勢が見え、また生き物に対して非常に興味をもって接してくれたため、充分な成果を上げることができた活動であった。
また、他校との交流活動だけではなく、「地域開放講座」や「感謝祭への出展」などの活動は、長崎鶴洋高校の教育内容を広く一般の人達に知ってもらい、専門的知識・技術を教授するよい機会であった。
今後の課題として、活動内容に稚魚などの生き物を使用するため、時季的な都合(産卵時期のずれ、成長具合の不振等)があり、活動内容の変更を余儀なくされることが多かった。また、「小学校との交流学習」ではお互いの行事が重なり、交流日程の設定が合わないことが多かった。
また、5月、6月にこれらの交流学習が集中するため、交流日程のスケジュールが過密になり、一つの小学校との交流日数を多くとることができなかった点が悔やまれる。よって次年度以降の交流学習においては、事前計画をしっかりと行い、交流日数を確保し、計画変更等もなるべく行わなくてすむようにしたいと考える。「地域開放講座」においては土曜日に開催したにもかかわらず、全体的に参加者が少なかった。講座開催のアピール方法など再考する必要がある。また、「地元漁協と連携の稚魚放流・ヒトデ捕獲」の活動は、放流・捕獲後の追跡調査等を行い、地域水産資源の増減を継続して調査していく必要があると思われる。
今後の取組については、本プロジェクト推進事業終了後も、水産科全体もしくは学校全体の取組として、他校との連携、学校開放等を積極的に行い、本校の持つ専門的な教育力を地域に還元していく必要があると思われる。また、大学や水産試験場などを見学したりインターンシップを体験するなど、他機関の持つ知識や技術を積極的に取り入れることにより、生徒の意識や知識・技術をより高めていくことも大切である。