都道府県名 長野県
推進地域名 佐久市
学校名 | 長野県臼田高等学校 |
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学科 | 環境緑地科・インテリア科・アパレルデザイン科 |
生徒数 | 493名 |
住所及び電話番号 | 長野県佐久市臼田751 電話 0267-82-2035 |
地球直しの臼田高校総合病院活動による研究活動の活性化
臼田高等学校では平成15年度より地球直しの臼田高校総合病院活動と銘打って、地域の課題をくみ上げて各専門学科で研究活動に取り組んでいる。各専門学科が”地球直しの臼田高校総合病院活動”を合い言葉に地域の課題からテーマを見つけ研究活動をより一層活発化するためテーマを設定した。
氏名 | 所属・職名 |
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唐澤 長嘉 | 佐久農業改良普及センター 企画員 |
高見沢 省三 | 元教員 |
黒沢 国夫 | 会社役員 |
大工原 英子 | 共に歩む臼田の会会長 |
清水 秀文 | 臼田高等学校教諭 環境緑地科 |
三井 勝人 | 臼田高等学校実習担当教諭 インテリア科 |
土屋 敏子 | 臼田高等学校教諭 アパレルデザイン科 |
事業は5月から行っており事業の説明や活動協力は委員の方には協議会を持つ前にも協力をいただいていた。そして第1回協議会を平成17年12月14日(水曜日)に実施した。この会議では今年度の取り組みの中間発表を生徒から行ってもらい学校側の協議員から補足説明を行い今後の運営について話し合った。
第2回目は2月22日(水曜日)に行った。平成17年度の成果発表を生徒に行ってもらい協議委員より意見をいただいた。
第1回は9月21日に行い、今年度の取り組み状況を校内と実験協力水田の見学をしていただいて意見をいただいた。
第2回は2月15日に行い、平成18年度の成果発表を生徒に行ってもらい協議委員より意見をいただいた。
その他11月22日の環境緑地科「オオアカウキクサの農業利用研究発表会」を参観していただいた。
佐久市十二新田集落代表者および佐久農業改良普及センターと耕作前に打ち合わせを生徒も交えて行った。平成18年度からは有機米農家の協力もいただいた。
地域の寺である医王寺の仏像の補修復元に向けて事前に住職・佐久市教育委員会と打ち合わせを行った。
窯製作のため窯元と打ち合わせを行った。
キルト作家徳嵩よし江先生より布の提供を受け、アドバイスをいただいた。
佐久市上小田切地区地蔵池に生息する絶滅危惧種オオアカウキクサの生息環境を知り農業利用を研究することにより、環境保全型農業の実践的な学習活動を行う。
仏像修復と技術習得により地域文化と技術の担い手としての意識の醸成をはかる。
課題研究の5名のグループが中心に活動した。
入沢焼きの復活により地域の技術の継承と担い手の育成を行う。
課題研究の5名のグループが中心に活動した。
身近にある利用されなくなった衣類の再利用を考え、物を大切にする心を養う
オオアカウキクサが水田を覆うことによる雑草抑制効果があること、また肥料としての利用の可能性があることが、地域での発表を通じて単なる雑草から絶滅危惧種であり農業利用できることが理解されてきた。
このことにより佐久市上小田切十二新田集落の集落協定に臼田高校のオオアカウキクサの農業利用等の学校教育との連携が盛り込まれ、活動が円滑に行えた。
新聞報道を通じ地域の関心や期待が高まってきた。職員・生徒とも知識や技術面での研鑽が必要である。
小満祭での展示では地域の方から昔懐かしい恵比寿・大黒等の展示に対し、お褒めの言葉をいただいた。薪窯を復元することができ今後の活用が期待される。
2年間の活動を通じ素材の生かし方への発想力が高まったと考えられ、その感性がデザインへも生かされるようになってきた。
生徒は地域の課題を自分達のテーマとして設定し活動することにより、学習や実習への意欲が向上した。
しかし、このような活動が地域にあまり知られることがないのが現状であり、今後PRの機会、生徒が発表できる機会を設定することが必要である。
平成19年度は佐久地域の生産者へのこの技術が入っていく。成功するのが今後の広がりへの鍵であり今年が勝負の年である。臼田高校・佐久市十二新田・農業改良普及センターの協力が重要である。
新聞報道を通じ地域の関心や期待が高まってきた。職員・生徒とも知識や技術面での研鑽が必要である。
小薪窯を復元することができ今後の活用が期待される。
生徒が古布利用に新たにどのような作品を考えるか。動機付けが必要である。
以上の4テーマにとどまらず、地域の課題を掘り起こし、生徒のテーマとして設定し、生徒が専門科で学ぶことが地域へどのようにつながり、自らの学びが生かされていくか体感する場を作ってあげることが今後の課題である。
都道府県名 長野県
推進地域名 佐久市
学校名 | 長野県臼田高等学校 |
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学科 | 環境緑地科・インテリア科・アパレルデザイン科 |
生徒数 | 493名 |
住所及び電話番号 | 長野県佐久市臼田751 電話 0267-82-2035 |
学校名または地域連携機関の名称 | 佐久市立臼田小学校 |
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児童・生徒数または参加協力者数 | 338名 |
学校名または地域連携機関の名称 | 社会福祉法人 臼田保育園 |
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児童・生徒数または参加協力者数 | 75名 |
臼田高等学校では平成14年度・15年度豊かな体験活動推進地域として臼田町の小中学校と連携して活動を行ってきた。この中から、臼田保育園・臼田小学校と臼田高等学校の圃場を利用した栽培学習交流が行われている。「土からの学び」を通じ食農教育としてより体系的に行っていくため、幼児、児童の発達に応じ、高校生がどう関わって自然・農業・食へふれあい関心を高め理解させていけるか、高校生が教える立場に立ちながら自らにも学んでいけるよう配慮し指導研究を行った。
氏名 | 所属・職名 |
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金丸 厚子 | 臼田小学校2学年主任 教諭 |
井出 和子 | 臼田小学校1学年主任 教諭 |
田原 尚子 | 臼田保育園理事長 |
荒木 達雄 | 佐久農業改良普及センター主任 |
山下 昌秀 | 臼田高等学校教諭 |
六川 忠幸 | 臼田高等学校実習担当教諭 |
事前打ち合わせを含めると4回行った。4月上旬〜下旬にかけて、小学校や保育園との事前打ち合わせを行った。平成17年7月29日には、それぞれの交流の中間活動状況の報告や意見交換会を行った。平成18年1月30日には、それぞれの立場から「土からの学びと地域連携の可能性」をテーマに、今年度の反省と今後の展開について、話し合った。
小学校や保育園との交流を通じ、植物栽培知識の定着と園児や児童の「土からの学び」を通じた農業や自然環境への興味の啓発、互いのコミニケイション能力向上と「相手に伝える力」の育成。
「交流のための交流」ではなく、相互に学びを深めるには、児童や園児の興味を引き出すような導入の仕方や体験的交流の事前指導充実を図ることが重要。特に小学校との交流においては農業学習的な要素を盛り込みながら、「食農教育・食育教育」の推進を図る場にしていく。また、育てて、食すまでの行程を踏みながら、生徒と児童・園児間のコミニュケーションの中から質問やそれに答える力を今後も高校生に養わせていきたい。他学科の生徒にとっては「農業系」「福祉系」「保育士」などの進学のきっかけや実践的な体験になり、進路指導にも役立っている。
本校には普通科の他に環境緑地科を含め3学科の専門科がある。農業学習を基盤とした食農・食育、または自然環境学習の視野を広め、互いの学科の総合的な協力の下で、「地域交流」を展開してはどうか。例えば、農産物を交流の中でつくり、その調理方法や栄養について、家庭科の先生方の協力を得る。自然環境学習の中で樹木の加工方法や利用方法について、インテリア科の協力を得る等。小学校への高校生の「出前授業」など互いが行き来をする交流に展開できればと思う。
都道府県名 長野県
推進地域名 佐久市
学校名 | 長野県臼田高等学校 |
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学科 | 環境緑地科 |
生徒数 | 518名 |
住所及び電話番号 | 長野県佐久市臼田751 電話 0267-82-2035 |
臼田高等学校では平成14年度・15年度豊かな体験活動推進地域として臼田町の小中学校と連携して活動を行ってきた。この中から、平成15年度より地域へのボランティア活動「臼高自然塾」が行われている。この活動により実践的な環境教育の推進と地域文化活動への貢献、および休日の学校利用方法の研究のためテーマを設定した。
活動は環境緑地科2年生の選択授業学校選択科目「自然環境」を選択した生徒10名があたった。運営に当たっては生徒が主体となって取り組めるよう、指導に当たる外部講師の方々にも主旨をご理解頂いて指導して頂いた。また、事前学習に当たりメール等を活用して事前準備の宿題をやりとりした。
環境緑地科2年生自然環境選択生を中心に、年6回土曜日に自然観察会「臼高自然塾」を企画し運営した。この活動には塾生として地域住民24名に参加していただき、講師には大学やNPOの方々に加わって生徒も教える側に立って運営した。
それぞれの企画の前に「臼高自然塾便り」を発行して、参加者へ送付するとともに地域の小中学校にも配付して知識の共有化を行った。
前年度とほぼ同様の活動を行った。この活動には塾生として地域住民15名に参加していただき、講師には大学やNPOの方々に加わって生徒も教える側に立って運営した。講師の先生を中心として推進協議会を組織し、生徒の主体的な取り組みができるよう研究協議した。
氏名 | 所属・職名 |
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杉山 要 | NPO法人そまびとクラブ理事 日本野鳥の会軽井沢支部事務局長 |
木村 晃 | NPO法人そまびとクラブ理事 森林インストラクター |
木村 悟朗 | 信州大学繊維学部大学院 水生昆虫 |
吉本 雄氣 | 信州大学繊維学部大学院 植物プランクトン |
清水 秀文 | 臼田高等学校教諭 |
山本 浩文 | 臼田高等学校教諭 |
上原 幸安 | 臼田高等学校実習担当教諭 |
4月25日に1年間の計画立案と塾生募集の方法の検討のため、協議会を行った。
1月14日(土曜日)には協議会で17年度最後の自然塾を参観して、来年度の日程や運営方法・授業展開への工夫等話し合った。
4月11日に1年間の計画立案と塾生募集の方法の検討のため、協議会を行った。
1月13日(土曜日)には協議会で18年度最後の自然塾を参観して、問題点や今後の活動への工夫等話し合った。
この活動により実践的な環境教育の推進と地域文化活動への貢献、および休日の学校利用方法の研究のためテーマを設定した。
活動は環境緑地科2年生の選択授業学校選択科目「自然環境」を選択した生徒10名があたった。
4月下旬 | 生徒 小中学校訪問 自然塾PRと受付開始 |
5月上旬 | 自然塾便り発行 |
5月12日(木曜日) | 信州大学大学院木村吾朗さん指導で事前授業(川虫の観察) |
5月22日(日曜日) | 第1回自然塾 開講式 川虫の観察 千曲川臼田橋下から臼田高校 |
6月上旬 | 自然塾便り発行 |
6月6日(月曜日) | 信州そまびとクラブ杉山要さん指導で事前授業(春の鳥の生態) |
6月18日(土曜日) | 第2回自然塾 洞源湖 野鳥の観察 |
7月上旬 | 自然塾便り発行 |
7月7日(木曜日) | 信州そまびとクラブ木村晃さん指導で樹木観察事前学習 |
7月23日(土曜日) | 第3回自然塾 この木何の木 臼田高校植物見本園 |
7月下旬 | 自然塾便り発行 |
8月23日(火曜日) | 信州そまびとクラブ木村晃さん指導で演習林で森林学習事前指導 |
9月17日(土曜日) | 第4回自然塾 森林観察教室 臼田高校演習林 |
9月下旬 | 自然塾便り発行 |
10月3日(月曜日) | 信州大学大学院太田北斗さん指導で植物プランクトン観察事前指導 |
10月15日(土曜日) | 第5回自然塾 植物プランクトンの世界 臼田高校 |
12月下旬 | 自然塾便り発行 |
12月20日(火曜日) | 信州そまびとクラブ杉山要さん指導で事前授業(冬の鳥の生態) |
1月14日(土曜日) | 第6回自然塾 冬鳥の観察 東京電力佐久調整池 修了式 |
2月中旬 | 自然塾便り発行 |
活動は環境緑地科2年生の選択授業学校選択科目「自然環境」を選択した生徒8名があたった。
4月下旬 | 生徒 小中学校訪問 自然塾PRと受付開始 |
5月上旬 | 自然塾便り発行 |
5月10日(水曜日) | 信州大学大学院木村吾朗さん指導で事前授業(川虫の観察) |
5月27日(土曜日) | 第1回自然塾 開講式 川虫の観察 幼虫と成虫 千曲川臼田橋下から臼田高校 |
6月上旬 | 自然塾便り発行 |
6月6日(火曜日) | 信州そまびとクラブ杉山要さん指導で事前授業(春の鳥の生態) |
6月17日(土曜日) | 第2回自然塾 洞源湖 野鳥の観察 |
7月上旬 | 自然塾便り発行 |
7月12日(水曜日) | 信州そまびとクラブ木村晃さん指導で樹木観察事前学習 |
7月29日(土曜日) | 第3回自然塾 木の名前を知ろう 臼田高校植物見本園 |
8月下旬 | 自然塾便り発行 |
8月18日(金曜日) | 信州大学大学院吉本雄氣さん指導で植物プランクトン学習事前指導 |
9月2日(土曜日) | 第4回自然塾 プランクトンの世界 |
9月下旬 | 自然塾便り発行 |
9月21日(木曜日) | 信州そまびとクラブ木村晃さん指導で森林観察事前指導 |
10月14日(土曜日) | 第5回自然塾 植物プランクトンの世界 臼田高校 |
12月下旬 | 自然塾便り発行 |
12月21日(木曜日) | 信州そまびとクラブ杉山要さん指導で事前授業(冬の鳥の生態) |
1月13日(土曜日) | 第6回自然塾 冬鳥の観察 東京電力佐久調整池 修了式 |
2月中旬 | 自然塾便り発行 |
事前学習および事後学習(自然塾だよりの発行)は学校設定科目「自然環境」の授業活動として行った。自然塾当日の活動はボランティア活動として授業時間内の活動とは別個のものとして行った。