都道府県名 山形県
推進地域名 米沢市
学校名 | 山形県立米沢商業高等学校 |
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学科 | 商業科(総合、国際、情報ビジネス科) |
生徒数 | 558人 |
住所及び電話番号 | 山形県米沢市本町3丁目1-12 電話 0238-22-8055 FAX 0238-21-2110 |
−商品開発と販売実習を通して米沢の街を盛り上げよう−
実施状況 | |
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17年度 | 4月
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18年度 | 4月
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氏名 | 所属・職名 | 備考 |
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岩間 弘一 | 米沢信用金庫会長 | 学校評議員 |
土岐 孝一 | 米沢商工会議所中小企業相談所長 | |
松田 理 | 株式会社上杉コーポレーション常務 | |
伊藤 優子 | 株式会社ニューメディア米沢放送部長 | |
白木 和志 | 米沢市役所商工観光課長 | |
鈴木 和他 | 山形県置賜総合支庁商工労働観光課長 | |
飯塚 博 | 山形大学工学部機械システム工学科教授 | |
横山 繁美 | 米沢ビジネスネットワークオフィス | |
阿部 優 | 山形県教育庁高校教育課指導主事 |
地域の商店街活性化の一翼を担うため、積極的に商店街の会合などに参加し、イベントの打ち合わせや、商店街活性化問題会議などで提言を行なった。
かつて賑わっていた商店街を、復興させる手伝いを高校生が行うことによって、地域の人たちと高校生との交流を図る。
商店街のイベントや、米沢市などで主催するイベントへの参加
空き店舗を利用した販売実習
本プロジェクトを実施したことにより生徒は各種の調査、実習、会計処理などの実践活動を通して、それに対応する教育課程上の商業科目のより多くの実感を持って理解することができた。また、様々な企画がマスコミに取り上げられることが多く、地域の人たちはもちろん、卒業生からも本校生の努力に対して評価や激励の言葉をいただくことが多かった。それらが生徒の自信につながり、普段の学習活動などにも良い影響が出たと思われる。その顕著な例として、本校における検定取得率が前年の3倍以上にもなり、多くの生徒が上級資格を取得した。さらに、高校生と地域商店街が一体となって様々なイベントに取り組むことにより、珍しさも手伝って集客率が高くなるという効果も生まれた。
昨年度の本校の高校入試倍率が2倍を超え、県内一の高倍率であったことは、本プロジェクトを通して中学生の関心を集めたことも一つの要因であると考えられる。
チャレンジショップ「米商っぷ」を中心に様々な活動を行ってきた。当初は開店し運営することに多くの不安があったが、年間を通して商業教育活動に大きな効果があった。プラス面で述べれば、学校内の活動では見られない生徒の活き活きした姿を目にすることができた。特に、普段は大人しい生徒が大きな声を出して店頭で「いらっしゃいませ」とお客様に声を掛けたり、「遠征販売」と称して店舗から商品を観光地などに持ち出して販売する姿などがあった。学校内での様子からは考えもつかない生徒の姿を見ることが出来た。地域の人たちと多くの場で触れ合うことにより、地域の人たちが本校を見る目が変わってきたように思う。特に長井市に出店したときには、出店前から広告などで地域住民に知らされていたということもあり、本校卒業の年配者がわざわざ店舗に足を運び、後輩である生徒を激励する場面もあった。その他中学生や小学生に対してもアピールすることができた。机上の学習では分からないことを実体験によって得ることの大切さを、教員、生徒ともに身を持って実感することができた。全体を通して準備などで苦労はあったものの、このプロジェクトによって得たものは大きい。
今後の課題としては、本プロジェクトが終了することによって、この2年間で積み上げた実績を基に、そのノウハウを次年度へどのように引き継ぎ発展させていくかということである。商業科をはじめ全校的な課題として検討し、計画を立てていかなければならない。
当面する問題としては、予算面であるが、何とか工夫して可能な限り研修なども実施したい。現在の空き店舗賃借料については、米沢商工会議所から、今までの実績が認められ、来年度いっぱいは援助をいただくことになっている。
今後とも、「米商っぷ」をはじめ様々な活動を通して、地域に根ざし、地域に愛される専門高校となるよう一層努力していきたい。