調査研究事業［平成17年度・18年度みんなの専門高校プロジェクト報告書］概要和歌山県

都道府県名　和歌山県
推進地域名　有田市

○研究テーマ及び研究において特に重点を置いたところ

（1）研究テーマ

「ものづくり」を通して、小中高等学校の連携を深める

（2）特に重点を置いたところ

小中学生が「ものづくり」の大切さ、楽しさを体験することにより、工業高校への興味関心を持ち、進路決定の参考となるようにする。
工業高校の生徒が小中学生を指導することにより、作業の安全についての意識や学習に取り組む意欲を高めるようにする。

○活動の成果

　連携している学校は距離的には近い。しかし、小中学生は箕島高校機械科の学習内容等をほとんど知らない状況であったが、本事業を展開する中で、機械科の学習内容を紹介することにより、多くの小中学生が「ものづくり」に興味を示し、機械科の学習内容に興味を示した。
　高校生自身が教える側に立つことにより、責任感や自主性が引き出された。また、日頃学習している内容を教えることにより、小中学生を感動させ、喜んでもらえたことが励みとなった。

○今後の課題及びこれからの取組

生徒の移動手段をどうするか、考える必要がある。
実施時期や時間の調整が難しい。
小中学生が興味を持つテーマや説明内容をどの程度にしたら良いのかという見極めが難しい。
授業や校務に追われる中での準備や指導、連絡、調整など、担当の教師の負担が大きい。
作業の安全により一層注意し、事故が起きないように万全の対策をとる必要がある。
今後も実施するには消耗品などの購入費を確保する必要がある。
これを機に、近隣の小中学校と、このような取組を継続していきたい。

○その他