平成17年度・18年度みんなの専門高校プロジェクト推進事業報告書の概要

都道府県名 大阪府
推進地域名 大阪市

○研究テーマ及び研究において特に重点をおいたところ

以上の研究テーマについて、特に次の二つの視点で専門高校づくりに取り組んだ。

○活動の成果

 大和川堤防に貼り付けた陶板画の維持管理に生徒自身が関わるべきだと考え、生徒会が中心となり陶板画と周辺河川敷の清掃活動を実施したこと(この活動は、大阪府の心の再生府民運動と大和川環境整備連絡協議会から表彰を受けた)や、地域から要請を受け参加した平林イルミネーションフェスタに関わった生徒が、同好会を立ち上げ外部からのベントへの参加要請に積極的に関わろうという意欲を持ったこと等は、生徒が造形をとおして社会性を身につけることができた成果であると考える。
 また、平林イルミネーションフェスタの開催に際し、推進校の参加を楽しみにしているという地域の方の声や、小・中学校との交流が今まで以上に盛んになったことなど、2年間の活動をとおして、近隣地域の方々の本校に対する期待がさらに大きくなったと実感している。

○今後の課題及びこれからの取組

 今後の課題は、この2年間の研究により足がかりができた地域との連携事業の継続である。
 大和川再生協議会との連携事業である大和川陶板画ストリートへの陶板画の設置については、2010年に同協議会が開催を予定している第2回大和川河口祭りに向け、日本一長い陶板画ストリートを目指して継続していく予定である。また大和川夕景写真コンクールについても継続する。
 平林フォーラムとの連携事業については、「平林祭り」における木工教室をはじめ、イルミネーションフェスタへの積極的参加など、より地域に密着した活動になるよう、本校の特色をいかした取り組みを展開していくつもりである。
 そのため、これらの事業に学校として主体的に取り組むための、連携推進協議会を発展・充実させることが必要である。

○その他

 地域連携に取組んだ結果、この事業で連携した2団体以外に、大和川河川事務所や大阪市公営所、漁協、日本写真映像専門学校などと連携ができたことは大きな成果である。