都道府県名 福井県
推進地域名 福井市、坂井地区
「ものづくりを生かした地域ボランティア活動の推進」
本事業の推進で、地域と学校が連携して継続的な技術ボランティアを行うことにより、生徒にとっては体験的な学習ができ、地域にとっては活性化に役立ち、本校にとっては地域から存在意義を認められ、互いに有益なことが多かった。活動の成果を以下にまとめた。
本校をはじめとする工業高校では、欲しいものがあるのなら買わずに作れ、とよくいわれるように、「買う文化」ではなく「作る文化」を育む教育を進めることこそ本校が目指すものづくり精神につながるのではないか。
本校の地域ボランティアで培った精神や技術、教育手法は数多く蓄積されたが、これらを単にボランティアで終わらせるのではなく、地域産業の担い手へと生徒を育てるべく、企業との連携が今後の課題となる。
そのためには、本活動を工業教育の目的と正しく合致させ有用な結果を生むように、また他の教科と同じように単位として認められるように、カリキュラムへの組み込みを図らなければならない。
地域からの増える要望に応えるための人員や時間、費用の確保が年々難しくなってくる。これの解決が、本活動の継続に大きく影響する。