都道府県名 千葉県
推進地域名 茂原市
「茂原樟陽高校生による駅前商店街の活性化事業」
平成17年度及び平成18年度の2年間、茂原駅前商店街で農産物販売をとおした商店街の活性化に取り組んできた。「お客様を1人でも多く商店街に来てもらおう。」と試行錯誤しながら実施した。農産物の販売回数は、平成17年度が15回、平成18年度が18回であった。活動の成果を、「商店街に来て下さったお客様」、「商店街の店主の皆さん」、「生徒」の視点からとらえてみた。「商店街に来て下さったお客様」については、平成17年度の実施当初は、宣伝不足等で非常に少なかったが、その後、徐々に増えていった。18年度は、実施する曜日や時間帯が違っても、前年度からの取組が定着し来客数も多くなった。「商店街の店主の皆さん」について、店主の皆さんに、この2年間の取組についての感想を伺ってみたので多く寄せられた意見をここにあげる。
「生徒」について、農産物販売をとおして様々なこと体験し学び取ってくれた。2年間の感想を書いた中から、生徒から多くあがった意見をまとめてみた。
商店街での農産物販売は定着し、来客数も増加した。しかし、農産物を買った方が「商店街」をあまり利用していない状況である。また、実施したアンケートからもわかるように、商品の価格表示や説明など販売についての改善点も見つかった。これらのことを含め今後の課題を整理すると次のようになる。
文部科学省の指定は、今年度で終了するが地域に根ざし地域から理解され、愛される学校、地域から求められる学校を目指し、2年間で培ってきた実践をもとに工夫・改善を加え、この取組をさらに推進・発展させていきたい。