平成17年度・18年度みんなの専門高校プロジェクト推進事業報告書の概要

都道府県名 栃木県
推進地域名 矢板市

○研究テーマ及び研究において特に重点を置いたところ

○活動の成果

 これまでの「矢高あっぷるカレー」の品質向上をめざし、新たな味のカレーを開発した。イベント用オリジナル着ぐるみを製作するとともに、「カレーのまち、やいた」をPRするホームページを制作し、学校祭及び矢板市の暮市で広報活動を展開した。
 広報活動を効果的にするためには、マスコットキャラクタが有効と考え、商標登録の方法等を学び、申請することができた。地域の企業、経済団体、学校関係者による学校・地域連絡会議、および生徒研究発表大会栃木県大会で研究内容を発表し、事業の普及に努めた。
 また、「矢高あっぷるカレー」の新商品開発にも取り組み、レトルト化することができた。レトルトパッケージのデザインも研究した。「矢高あっぷるカレー」を一層広めるために、高校生が小・中学生にカレーづくりを指導する「ジュニア・キャリアアドバイザー事業」したり、地域の方々を対象に公民館でカレーづくりの出前授業を行い、矢高アップルカレーを地域の方々に知ってもらった。矢板市立中学校から給食に矢高あっぷるカレーを使いたいという話をいただいたが、コストの面で現時点では実現していない。
 新入生やその保護者から、「矢高あっぷるカレー」の話題が出ることがあり、地域の活性化とともに、学校の理解にもつながった。

○今後の課題及びこれからの取組

 レトルト化することができたので、各店のオリジナルな味をセットにしたおみやげ品ができれば、話題にもなり一層「カレーのまち、やいた」広報できるのではないかと考えている。また、現在10店舗で各店舗が「矢高あっぷるカレー」をアレンジしてカレーを販売しているが、「矢高あっぷるカレー」そのものを販売している店がない。矢板高校の学校祭や矢板市の暮市でしか食べることができないので、いつでも元祖「矢高あっぷるカレー」をそのまま食べることができるようにしたい。
 今後も、PR活動のためのホームページを運営や各種イベントへの参加などをとおして、生徒の専門的知識・技能の深化や勤労観の育成を図っていきたい。