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検定意見書
受理番号 17-209 | 学校 高等学校 | 教科 地理歴史 | 種目 世界史A | 学年 |
番号 | 指摘箇所 | 指摘事項 | 指摘事由 | 検定基準 | |
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頁 | 行 | ||||
1 | ゴミ山 | 写真の説明として理解し難い表現である。 | 3-(2) | ||
2 | 17 | 左3〜4 | 4世紀中ごろには北部に高句麗,南部には,百済・新羅が成立した(三国時代)。 | 高句麗が4世紀中ごろに成立とするのは誤りである。 | 3-(1) |
3 | 38 | 3〜4 | イスラーム世界で傭兵として活躍しマムルークとよばれた。 | マムルークを傭兵と表現するのは不正確である。 | 3-(1) |
4 | 38 | 15〜16 | 13世紀には東方のモンゴルが,西アジアにまで進出して弱体化していたアッバース朝を滅ぼした。 | アッバース朝の実態について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
5 | 39 | 左11〜12 | 「コーラン(クルアーン)」に記されている戒律(神の定めた法=シャリーア) | シャリーアについて誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
6 | 48 | 図 | 「カノッサ事件」のキャプション | 図の説明文としては誤りである。 | 3-(1) |
7 | 61 | 左4〜7 | 牢屋番に,聞いたこともないような広い世界の実に面白い話を聞かせ評判になった。さっそく,物書きがそれを一冊の本にまとめた。 | 『東方見聞録』の成立の経緯について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
8 | 86 | 12〜13 | ナーナクがシク教を創設し,ムガル帝国と対立した。 | ナーナク自身がムガル帝国と対立したかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
9 | 102 | 2〜3 | 革命の波及を恐れたオーストリアとプロイセンは革命政府に干渉し,パリにせまる勢いをみせた。 | 「パリにせまる勢い」と表現するのは不正確である。 | 3-(1) |
10 | 103 | 20〜21 | ロシア軍の強固な抵抗と厳しい寒さのため,退却をよぎなくされ,反ナポレオン同盟軍に追撃されて(諸国民戦争),ナポレオンは退位した。 | 一連の戦いをまとめて「諸国民戦争」と呼ぶかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
11 | 108 | 13 | ウィーン体制下で小国に分裂したドイツ諸国 | ウィーン体制下のドイツに関して誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
12 | 130 | 右12 | ・・・1924年には国民党を改組して, | 同頁8〜9行目の国民党と同組織であるかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
13 | 141 | 12〜13 | 国会は皇帝を退位させロマノフ朝は滅びた。 | 国会が皇帝を退位させたとするのは不正確である。 | 3-(1) |
14 | 162 | 8〜9 | ソ連は,中ソ友好同盟相互援助条約を結び中華人民共和国を承認した。 | 時系列として不正確である。 | 3-(1) |
15 | 169 | 6〜7 | 政治的にもヴェトナム戦争の敗北から立ち直るために,中国との関係改善(ニクソンの訪中)がはかられた。 | 米国が中国との関係改善を図った理由について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
検定基準の欄には、義務教育諸学校教科用図書検定基準又は高等学校教科用図書検定基準の第2章及び第3章に掲げる項目のうち、該当するものの番号を示す。 |
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