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検定意見書
受理番号 17-116 | 学校 高等学校 | 教科 地理歴史 | 種目 世界史B | 学年 |
番号 | 指摘箇所 | 指摘事項 | 指摘事由 | 検定基準 | |
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頁 | 行 | ||||
1 | 6〜16 | 世界史への扉 1,2,3,4,5 | 学習指導要領に示す「内容」の(1)のアからウについて、「内容の取扱い」の(2)のアに照らして,選択して学習することができるよう配慮がなされていない。 | 固有2-(1) | |
2 | 25 | 写真 | ハンムラビ法典の石碑のキャプション 「右が王」 | 誤りである。 | 3-(1) |
3 | 37 | 10〜11 | ガリア征服で名をあげたカエサル(シーザー)はポンペイウスらと3人で政治を行い(第1回三頭政治), | 時系列として不正確である。 | 3-(1) |
4 | 72 | 3〜5 | アラブ,イラン,トルコ系諸民族に加えて,南アジアや東南アジア,さらに黒人系,スラヴ系,中国系など諸民族に広がる。 | 人種と民族との関係が理解し難い表現である。 | 3-(2) |
5 | 72〜73 | 7〜2 | イスラーム教は,「砂漠の民の宗教」ではなく,民族や環境のちがいをこえた宗教・文明となっている。 | イスラーム教について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
6 | 90 | 20〜22 | バルト海方面にすんだ西スラヴ人には,14世紀にとなりのリトアニア人と合同してリトアニア大公国をつくったポーランド人やチェック人,スロヴァキア人がいる。 | 西スラヴ人及びリトアニア大公国の実態について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
7 | 92 | 地図 | 「ゲルマン民族の大移動」中の青色の帯 | 凡例が示されておらず理解し難い表現である。 | 3-(2) |
8 | 99 | 17〜18 | いっぽう神聖ローマ帝国は多様な民族からなり,皇帝が全体をまとめることはむずかしかった。 | 神聖ローマ帝国の実態について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
9 | 110 | 14〜15 | イブン・バットゥータは東南アジアや大都のようすを記述し | イブン・バットゥータの旅行記について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
10 | 121 | 右19〜20 | 17世紀後半以降には,オランダやイギリスが東インド会社を設立して, | 両国の東インド会社が17世紀後半に設立されたかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
11 | 139 | コラム9行目 | 2年3か月の滞在中,彼は1000名以上を改宗させた。そのなかには大友宗麟,大内義隆のような戦国大名もいた。 | フランシスコ・ザビエルが改宗させた人物として大友・大内の両戦国大名を挙げるのは誤りである。 | 3-(1) |
12 | 197 | 写真 | タイトル「北爆で避難する家族」 | 家族は「北爆」で避難しているのではなく,不正確なタイトルである。 | 3-(1) |
13 | 200 | 14〜17 | これに対抗してドイツは無制限潜水艦作戦を行い,旅行中のアメリカ人が犠牲になった。イギリスに親近感をもち,…1917年4月連合国側に立って参戦した。 | ドイツが無制限潜水艦作戦を行ったこと,旅行中のアメリカ人が犠牲になったこと,及びアメリカが参戦した経緯の関係について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
14 | 226 | 21〜23 | 50年,北朝鮮の軍隊が朝鮮半島南端にまで進撃すると,アメリカはソ連欠席のなかで安保理決議にもとづいて国連軍を派遣し,中国国境にせまった。 | 朝鮮戦争の性格について理解し難い表現である。 | 3-(2) |
15 | 230 | 20〜21 | 60年にソ連が経済援助を中止すると,中国は人民公社による独自の社会主義建設をすすめたが, | 人民公社がソ連の経済援助中止をきっかけに,60年から始められたかのように誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
16 | 235 | 10〜13 | 統一を達成したヴェトナムは,インドシナでの主導権を確保しようとして78年にカンボジアに侵入して,親中国のポル・ポト政権をたおした。中国は翌年ヴェトナムと中越戦争をはじめ, | カンボジア紛争の経緯を誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
17 | 240 | 3〜5 | 2002年9月には,平壌での日朝首脳会談により国交正常化交渉が開始された。しかし,核開発や日本人拉致をめぐる問題が国際緊張をまねいている。 | 日朝関係について誤解するおそれのある表現である。 | 3-(2) |
18 | 245 | 地図 | 核軍縮への努力と懸念 | 色分けが不正確である。 | 3-(1) |
検定基準の欄には、義務教育諸学校教科用図書検定基準又は高等学校教科用図書検定基準の第2章及び第3章に掲げる項目のうち、該当するものの番号を示す。 |
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