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検定意見書

番号	指摘箇所		指摘事項	指摘事由	検定基準
	頁	行
1	表見返		地図中の北方領土	歯舞諸島が欠落しており、不正確な図である。	3−1
2	表見返		地図中の姫路城・生野銀山・沖縄戦	位置が不正確である。	3−1
3	9	11 〜 12	わたしはそこで自由党をつくりました	自由党結成について、誤解するおそれのある表現である。	3−2
4	17	2 〜 4	さらに，当時は海面が氷結していて陸つづきであったアメリカ大陸へとわたっていった者たちもいた。	原人のアメリカ大陸移動は誤りである。	3−1
5	19	図4・説明	亀の甲や牛の骨に書かれた文字で，政治をおこなうための占いに用いられた。	甲骨文字そのものが「政治をおこなうための占いに用いられた」ように誤解するおそれのある表現である。	3−2
6	20 〜 21		発展　四大河文明のころの世界	学習指導要領の「内容」の２ア「人類が出現し，やがて世界の古代文明が生まれたこと，また……人々の生活が農耕の広まりとともに変化していったことを理解させる」を学習指導要領に示していない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
7	28 〜 29	9 〜 1	この漢の勢力拡大に対し，朝鮮半島では紀元前後に北部に高句麗が建国され，南部では小国がまとまって百済・新羅が建てられた。	「百済・新羅」の建国時期が「高句麗」同様「紀元前後」であったように誤解するおそれのある表現である。	3−2
8	30 〜 31		発展　ヨーロッパ文明の源流	学習指導要領の「内容」の２アの「世界の古代文明」に示す内容を学習指導要領に示していない内容として扱っており、不適切である。	2−1
9	31	囲み	４世紀になってローマ帝国の国教として認められると，キリスト教はヨーロッパ中で信仰されるようになりました。	ヨーロッパにおけるキリスト教の伝播，定着について誤解するおそれのある表現である。	3−2
10	35	側注	５世紀はじめから６世紀はじめにかけて，５人の倭王が使いを中国におくってきた	倭の五王の遣使の期間について、誤解するおそれのある記述である。	3−2
11	38 〜 39		発展　イスラーム教のおこりと発展	学習指導要領の「内容」の２のエに示す内容である「国際的な要素をもった文化」を学習指導要領に示していない内容として扱っており、不適切である。	2−1
12	38	地図	地図中の朝鮮半島	朝鮮半島全域が「唐の最大領土（７世紀後半）」に含まれており，不正確な地図である。	3−1
13	41	右地図	地図中の「幾内」	誤りである。	3−1
14	45	図4	キャプション中の「使唐使船」	誤りである。	3−1
15	48 〜 49		発展　平安時代の蝦夷	学習指導要領の「内容」の２ウ「大陸の文物や制度を積極的に取り入れながら国家の仕組みが整えられ，その後，天皇・貴族の政治が展開されたことを，聖徳太子の政治と大化の改新，律令国家の確立，摂関政治を通して理解させる」に示す内容を学習指導要領に示していない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
16	49左	11 〜 13	この事件の影響は大きく，都では年号を宝亀から天応に変更し，天皇の代がわりもおこなわれ	多賀城陥落の影響で天皇の代がわりがおこったとするのは断定的に過ぎて、誤解するおそれのある表現である。	3−2
17	61	3 〜 4	執権（政所，侍所の長官）となっていた北条氏が	北条時政が侍所の長官になっていたかのように誤解するおそれのある表現である。	3−2
18	61	15 〜 17	さらに京都から摂関家の子弟や幼少の親王を幕府の将軍としてむかえることとした	泰時の代にはじめて摂家将軍や皇族将軍をむかえることとしたかのように誤解するおそれのある表現である。	3−2
19	68 〜 69		発展　キリスト教の発展とモンゴル帝国	学習指導要領の「内容」の３ア「武士が台頭し武家政権が成立したこととその後の武家社会の展開を鎌倉幕府の成立……社会的な変動を通して理解させるとともに，元寇，日明貿易，琉球の国際的な役割など，その間の東アジア世界とのかかわりに気付かせる」に示す内容を学習指導要領に示していない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
20	71	図3	地図中の山名・上杉・仁木	分類が不正確である。	3−1
21	77	図2	地図中の構の堀・土塀	図中の記号と凡例とが相互に矛盾している。	3−1
22	86	16 〜 18	いっぽう大西洋を西にむかって航海すれば東アジアに着けると考えたコロンブス	コロンブスの航海の目的地について誤解するおそれのある表現である。	3−2
23	88 〜 89		発展　ルネサンスと「大航海」の時代	学習指導要領の「内容」の４ア「戦国の動乱とその時期のヨーロッパ人の来航について理解させるとともに，その文化の伝来が我が国の社会に及ぼした影響について考えさせる」に示す内容を学習指導要領に示していない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
24	96 〜 97		発展　信長の領国支配	学習指導要領の「内容」の４イ「織田・豊臣による統一事業とその当時の対外関係のあらましを通して政治や社会の大きな変化を理解させるとともに，武将や豪商などの生活文化の展開に気付かせる」に示す内容を学習指導要領に示していない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
25	96	9 〜 10	1579年5月，信長は岐阜からこの城に移り住みました	信長が岐阜から安土に移った時期として不正確である。	3−1
26	96	12	畿内を制定して	文章の意味が理解し難い。	3−2
27	103	5 〜 6	また大名は，幕府側として出兵する軍役や，幕府の命令で土木工事などをすることが定められていた	武家諸法度の内容について、誤解するおそれのある表現である。	3−2
28	107	3	幕府も朝鮮に使者をおくり	江戸幕府と朝鮮との関係について、誤解するおそれのある表現である。	3−2
29	113	右下表	表中の「新横浜ラーメン博物館」	新横浜ラーメン博物館はテーマパークであり、博物館や郷土資料館に含めるのは誤りである。	3−1
30	115	図2キャプション	伊賀上野藩の武士であったが	松尾芭蕉の出身藩の名称として不正確な表現である。	3−1
31	124	13	甲州街道	110頁の地図の凡例では「甲州道中」としており、相互に矛盾している。	3−1
32	131	4 〜 6	ところが18世紀後半になると，イギリスが財政難を改善するために植民地にも税金を負担させようとしたため，	イギリスが北アメリカの植民地に対し「18世紀後半」に初めて「税金を負担させようとした」ように誤解するおそれのある表現である。	3−2
33	134 〜 135		発展　ヨーロッパの近代思想と科学の発達	学習指導要領の「内容」の５のアに示す内容である「市民革命や産業革命を経た欧米諸国」を学習指導要領に示していない内容として扱っており、不適切である。	2−1
34	138 〜 139		発展　ヨーロッパ人による世界統合と移民	学習指導要領の「内容」の５ア「市民革命や産業革命を経た欧米諸国のアジアへの進出を背景に，開国とその影響について理解させる」に示す内容を学習指導要領に示されていない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
35	138	地図・説明	大陸の東西をむすぶ横断鉄道も開通すると，・・・太平洋を横断する航路を考えはじめました。こうしてアメリカの使節ペリーは，この航路の開設の準備のため，日本にやってきたのです。	大陸横断鉄道開通後に，ペリーが日本に来航したというのは誤りである。	3−1
36	138	2 〜 4	19世紀には，ヨーロッパによる世界統合のうごき（グローバリゼーション）が急激にすすみました。	「グローバリゼーション」について誤解するおそれのある表現である。	3−2
37	139	5 〜 12	移民によってつくられた植民地は、・・・工業化しつつあった欧米や日本に大量の鉱物資源を供給し、・・・人類の歴史の上に大きな影響をあたえることとなりました。	「移民によってつくられた植民地」に関して、説明不足で理解し難い表現である。	3−2
38	152	17 〜 18	当時きびしい攘夷政策をとっていた朝鮮は，日本の新しい政府との交渉をこばんだ	攘夷政策のみが交渉拒否の理由であるかのように誤解するおそれのある表現である。	3−2
39	154	8 〜 9	樺太や千島は，幕末の条約でロシアとの雑居地とされていたが	幕末の条約において千島まで雑居地とされていたかのように誤解するおそれのある表現である。	3−2
40	160	図1	キャプション中の「韓国総監などに任じられた」	韓国総監という官職は存在せず、誤りである。	3−1
41	168	7	日露戦争によってえた南満州では	日露戦争によって南満州をえたとするのは不正確である。	3−1
42	169	図4・説明	・・・運動に参加し，1919年３月１日，独立宣言文を読みあげてデモを組織したが	「1919年３月１日，独立宣言文を読みあげてデモを組織した」は，誤りである。	3−1
43	195	図5キャプション	1933年３月25日の新聞	日付が誤りである。	3−1
44	201	図4	キャプション中の1941年６月25日	南部仏印進駐は７月であり、誤りである。	3−1
45	204 〜 205		発展　戦争と民衆	学習指導要領の「内容」の５カ「昭和初期から第二次世界大戦の終結までの我が国の政治・外交の動き，中国などアジア諸国との関係，欧米諸国の動きに着目させて……戦時下の国民の生活に着目させる」に示す内容を学習指導要領に示していない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
46	215	1 〜 7	西アジアのパレスチナ地方では，1948年にユダヤ人の国イスラエルがアメリカの支持で建国・・・イスラエルとアラブ諸国の対立は根本的には解決されず，・・・武力報復がつづいている。	中東問題について誤解するおそれのある表現である。	3−2
47	216 〜 217		発展　「冷戦」のもとでの世界	学習指導要領の「内容」の５キ「第二次世界大戦後，国際社会に復帰するまでの我が国の民主化と再建の過程や国際社会への参加について，世界の動きと関連させて理解させる」に示す内容を学習指導要領に示していない内容として取り扱っており、不適切である。	2−1
48	222	12	タイトル　日中国交回復	「国交回復」という表記は不正確である。	3−1
49	224 〜 225		発展　「冷戦」後の世界とその課題	学習指導要領の「内容」の５のクに示す内容である「高度経済成長以降の我が国の動きを世界の動きと関連させてとらえさせ」を学習指導要領に示していない内容として扱っており、不適切である。	2−1
50	224	14 〜 24	東ヨーロッパでは1992年に複数の民族で構成されていたユーゴスラビアが，・・・コソボ地方やマケドニアでも同様に国内に住んでいる複数の民族がはげしい対立をくり返しています。	旧ユーゴスラビア情勢について，不正確である。	3−1
51	224	23 〜 29	ソ連軍の撤退後はイスラーム原理主義組織が支配を拡大し，政権をえました。2001年９月，この組織は民間の旅客機をハイジャックし，・・・数千人の犠牲者を出すテロ事件がおこりました。	アフガニスタンの政権を握った組織がアメリカの同時多発テロ事件を起こしたように誤解するおそれのある表現である。	3−2
52	225	4 〜 8	2003年には，イラクが大量破壊兵器の開発をすすめたり，イスラーム原理主義勢力を支援しているとして，アメリカ，イギリス連合軍がイラクを侵攻し，フセイン政権を崩壊させました。	イラク戦争について誤解するおそれのある表現である。	3−2