採択から発行までの課程

1.需要数の報告
  教科書が採択されると、必要となる教科書冊数(需要数)が市町村教育委員会や各学校長から都道府県教育委員会に報告され(図4<1>)、都道府県教育委員会は、これを取りまとめ教科書需要集計一覧表を作成し、8月31日までに、文部大臣に報告する(<2>)とともに、発行者にも需要表を送付する(<3>)こととなっています。
  この教科書の需要数は、平成11年度においては、小・中・高等学校等を合わせて約1億5千9百万冊です( 付表3 参照)。

2.発行の指示
  文部大臣は、都道府県教育委員会から報告された教科書の需要数を集計し、これに基づいて発行者に発行すべき教科書の種類及び部数を指示します(<4>)。
  この指示を承諾した者は、教科書を発行し、これを各学校まで供給する義務を負います(<5>)。

図4  需要数の報告の経路と発行の指示・承諾
(注)「→」は需要数報告の流れ

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-- 登録:平成21年以前 --