令和3年度　学習者用デジタル教科書普及促進事業

　新学習指導要領を踏まえた「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善や、特別な配慮を必要とする児童生徒等の学習上の困難低減のため、平成31年４月から、一定の基準の下、必要に応じ、学習者用デジタル教科書を紙の教科書に代えて使用することができるようになりました。また、GIGAスクール構想による一人一台端末環境が早期に実現することを踏まえ、文部科学省では令和２年７月より「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議」において、現行の教科書制度の見直しも含むデジタル教科書の在り方について、議論を進めています。
　このような状況を踏まえ、令和3年度は、児童生徒の学びの充実や障害等による学習上の困難の低減に資するよう、小中学校等に学習者用デジタル教科書を広く提供し､普及促進に向けた実証事業を実施しました。また、学習者用デジタル教科書の使用による効果・影響の実証研究や教員の授業実践に資するような事例集・動画集の製作、学習者用デジタル教科書のクラウド配信に関するフィージビリティ検証を行いました。