「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業におけるEBPMに向けたデータ収集・分析、効果検証等のための調査研究」における実施機関の決定について

1. 事業目的

社会の大きな変革としてSociety 5.0が訪れようとする中、我が国の新たな社会を牽引する人材の育成が求められており、平成30年6月に文部科学省「Society 5.0に向けた人材育成に係る大臣懇談会」においてまとめられた「Society 5.0に向けた人材育成 ~社会が変わる、学びが変わる~」において、新たな時代に向けた学びの変革、取り組むべき施策(Society 5.0に向けたリーディング・プロジェクト)の一つとして、文理両方を学ぶ高大接続改革にもとづく、WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム(以下「WWLコンソーシアム」という。)の創設が提案された。WWLコンソーシアムは、高度かつ多様な科目内容を、生徒個人の興味・関心・特性に応じて履修可能とする高校生の学習プログラムの開発と実践を担うものとして想定されており、将来的に、高校生6万人あたり1か所を目安に、各都道府県で国立、公立及び私立の高等学校等を拠点校として整備し、すべての高校生が選抜を経てオンライン・オフラインで参加することを可能とする仕組みを持つことが目指されている。
WWLコンソーシアム構築支援事業では、Society 5.0において共通して求められる力((1) 文章や情報を正確に読み解き対話する力、(2) 科学的に思考・吟味し活用する力、(3) 価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探究力等)を基盤として、将来、新たな社会を牽引し、世界で活躍できるビジョンや資質・能力を有したイノベーティブなグローバル人材を育成するため、高等学校等と国内外の大学、企業、国際機関等が協働し、テーマを通じた高校生国際会議の開催等、高校生へ高度な学びを提供する仕組み「アドバンスト・ラーニング・ネットワーク」(以下「ALネットワーク」という。)を形成した拠点校を全国に配置することで、将来的に、WWLコンソーシアムへとつなげることを目的としている。
本調査研究においては、WWLコンソーシアム構築支援事業の各カリキュラム開発拠点校の管理機関内に設置されたALネットワーク運営組織における政策効果検証(測定)と評価、その成果の普及を行うとともに、併せて、成果効果の測定に重要な関連を持つ情報や統計等を活用したEBPMを推進し、政策の有効性を高め、国民の行政への信頼確保に資する機能を果たすことを目指す。
 

2. 事業の内容

(1) 各カリキュラム開発拠点校における構想目的達成のために計画された各取組の達成状況のデータ収集及び政策効果の検証(測定)・評価の在り方の検討
(2) 成果の普及促進のための取組

3. 決定までの経緯

(1) 公募開始:令和3年5月17日
(2) 公募締切:令和3年6月15日
(3) 公募要領:文部科学省ホームページに掲載
(4) 申請件数:2件
(5) 審査の方法:外部有識者から構成される審査会の審査結果を踏まえ、採択機関を決定。

4. 実施機関

株式会社リベルタス・コンサルティング

お問合せ先

初等中等教育局参事官(高等学校担当)付高等学校改革推進室

電話番号:03-5253-4111(内線3300)

(初等中等教育局参事官(高等学校担当)付高等学校改革推進室 )