「高校生のための学びの基礎診断」の認定に関する審査委員会(書面開催)
1.日時
2.議題
- 事業者の変更について
- 認定した測定ツールの変更届について
- Q&Aの改訂について
3.議事要旨
- 座長に荒瀬委員(大谷大学文学部教授)が選任された。
- 事務局から、本審査委員会の役割・運営規則について説明があった。
- (議題1)事業者の変更について、測定ツール「基礎力測定診断 ベーシックコース」事業の譲渡により、株式会社学研アソシエから株式会社学研教育みらいに事業者が変更された。
- (議題2)認定した測定ツールの変更届について、今回3事業者4測定ツールについて変更届が提出され、変更が承認された。
- (議題3)Q&Aの改訂について、Q&A(令和2年3月改訂版)を決定した。
(主な質問・意見)
(議題2)について
- (質問)株式会社ベネッセコーポレーション数学理解力検定について、対象が高等学校1年生から、高等学校1、2年生となるとのことだが、高等学校1年生のための検定がないことになるのか。
- (事業者からの回答)今回の変更は、対象学年について「高等学校1年生のみ」から「高等学校1,2年生」に変更し、併せて実施時期も「高等学校1年生7,11,1月」から「高等学校1・2年生7,11,1月」に変更するものです。ご指摘の点については、実施時期により、それまで履修した内容が出題されることになるので高等学校1年生のための検定もあります。
- (質問)株式会社ベネッセコーポレーションのGTECについて、手書きの添削からAI添削機能付きのコンテンツ提供に変更する件については、具体的にどのように変わるのか、また、指摘が多すぎる場合、及び 指摘の意図がよくわからない場合(たとえば「ミスがあるから下線を引いている」的な指摘方法)は、英語力があまり高くない生徒にとって、正確さの向上には役立たないと指摘されているが、どう考えるか。
- (事業者からの回答)人による添削では採点者が内容を読み取ったうえで気になった点を一部指摘しますが、AI添削ではAIが一律に網羅的にスペルミスや文法ミスなど誤りのある箇所を指摘することになります。
また、AI添削では網羅的に誤りを指摘するため指摘箇所が多くなる可能性はありますが、コンテンツ提供により、模範解答と照らし合わせながら何度も反復学習ができるので、生徒自身が学びを深められるような自学自習が可能となります。
(その他のご意見)
- 高等学校におけるPDCAサイクルの促進を促す観点から「学びの基礎診断」を活用した高等学校での取り組みの先進事例の紹介を促進されたい。
- 早く「学びの基礎診断」の取り組み状況を把握して、成果と課題を明らかにし、今後の方策を考える必要がある。
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