近畿

都道府県等名 具体的な内容
滋賀県
  1. 体験を通した豊かな心をはぐくむ教育の推進
     時代や社会の変化に対応し、個々の生徒の個性や能力を伸長するために体験的な学習を取り入れ、自ら考え、主体的に判断し、表現できる資質、問題解決能力を育てる。
    • 高校生・自分さがし体験事業
       本県では平成13年度から就業体験およびボランティア体験を焦点化して実施し、職業観・勤労観の育成とともに、本県の特色の一つである福祉にすすんで取り組める資質を身につけさせるよう図り、高校生が自分の人生の価値を探求する機会として、この事業に取り組んできた。
       平成15年度からは、「人・社会・自然」をキーワードにした体験活動を「高校生・自分さがし体験事業」で実施することにし、人(H)、社会(S)に関する体験として、ボランティア・就業体験を従前どおり行うことに加えて、「人(H)・社会(S)・自然(N)」に係る体験活動で、学校全体で取り組む特徴的な事業や学年・学科全体で取り組む20事業について支援した。
  2. 中高一貫教育の導入
     本県では平成12年度より中高一貫教育の導入について研究を進め、推進研究校として県内の3高校と隣接する3中学校を指定、併設型中高一貫教育校を開設する準備を進めた。平成15年4月に県立河瀬中学校、県立守山中学校、県立水口東中学校が開校したことに伴い、中高一貫教育校研究協議会を設けて、学校間の連携をとりながら研究を進めた。
     今年度は、他の地域における中高一貫教育校の設置について検討を具体化していく予定である。
  3. 入学者選抜制度・方法等の改善
     入学者選抜については、中学校における生徒の主体的な進路選択を推進する意味でも、改善を図る必要があり、滋賀県公立高等学校入学者選抜方法等改善協議会を設置した。平成13年3月に「各高校の特色ある学校づくりを推進する入学者選抜方法の在り方について」の報告が出され検討した。
     平成14年4月に滋賀県公立高等学校入学者選抜制度改正大綱の改正について通知、「全日制と定時制の検査日を同日程とし、また、第1次選抜で入学許可予定者が募集定員に満たなかった場合には第2次選抜を行うこととする。」などの改正を行い、平成15年度の入学者選抜において改善された入学者選抜要項を策定した。平成16年度も同様に実施したが、今後、「特色ある学校づくり」を推進するにあたり、選抜方法等について一層の検討を進めていく予定である。
  4. 通学区の在り方の検討
     平成15年度、通学区検討委員会を設けて検討を開始。6回の検討委員会をもって、通学区域の拡大についての議論を深めた。平成16年度5~6月をめどに、検討委員会の最終答申を得て、具体的な準備を進めていく予定である。
京都府
  • 特色ある学校づくり
    • 特色ある高校教育推進事業
      1. 高等学校きらめく魅力推進事業
        生徒・保護者・地域のニーズにあった学校運営を展開し、選ばれる学校づくりを進める。
        • 予算 39,000千円
        • 内容
          • 柔軟な教育課程の展開
          • 社会人講師の積極的活用
          • 学校評議員制度導入(別事業)
      2. 高校生かがやく未来推進事業
        • 目的 生徒一人一人の希望進路の実現に向けた教育活動を進める。
        • 予算 61,710千円
        • 内容
          • 学力充実向上対策事業
          • 進路対策事業
奈良県
  • (1)県立高校再編統合支援事業
     県立高校再編計画の推進に際し、各校の特色化・魅力化・活性化に向けた計画案を募集し、審査の上その経費を支援する
  • (2)奈良県立高等学校入学者選抜検討委員会
     県立高校再編計画については、各校の特色化や魅力化を推進し、生徒の高校選択の幅を一層拡大して、生徒にとって「行ける高校」から「行きたい高校」への転換を図ることを目指している。その趣旨の実現に向け、各校の特色のもとで学びたいと思う生徒の能力、興味・関心、意欲が十分反映され、適切に選抜できるような入学者選抜制度の在り方について検討する。

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初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成21年以前 --