政令指定都市

都道府県等名 具体的な内容
札幌市  教育委員会において平成15年2月に「札幌市立高等学校教育改革推進計画」を策定し、今後10年間の市立高校の基本的な方向性を示した。この計画では、市立高校8校が共通に取組む施策として1.進路探究学習の導入、2.国際教育の充実、3.情報教育の充実、4.カ ウンセリング体制の充実を掲げ、生徒の学習意欲を高め、より主体的に学ぶ力を育てる。また、将来の生き方や進路について学習させるとともに、国際化、情報 化に対応し、更に不安や悩みを抱く生徒への支援体制の充実を謳っている。各学校においては特色づくりを進めるため全日制普通科への単位制の導入、全日制コ ズモサイエンス科の設置、全日制普通科への専門コースの導入、全日制商業科の改編及び新しいタイプの定時制高校の創設などに取組むこととしている。
仙台市
  • (1)検討委員会の名称:仙台市立高等学校教育検討委員会
  • (2)設置年月日:平成15年10月設置
  • (3)構成人数・メンバー:8人 学識経験者、市立高校退職校長、PTA代表、経済界代表、学校関係者等
  • (4)検討事項:将来の仙台市立高等学校の在り方について検討する。
  • (5)予定:平成17年2月までに最終答申を予定
千葉市
  • 千葉市立高等学校のあり方検討委員会
    • 【設置年月日】 平成14年7月1日
    • 【構成メンバー】
      • 学校教育部長
      • 総務課長
      • 企画課長
      • 市立稲毛高等学校長
    • 【検討事項】
      • 市立高等学校の入学者選抜・生徒定数に係る調整
  • 千葉市立高等学校在り方研究会
    • 【設置年月日】 平成16年1月
    • 【構成メンバー】
      • 植草学園理事・短期大学顧問
      • 財団法人日本進路指導協会理事
      • 千葉市小学校校長会代表(寒川小)
      • 千葉市中学校校長会代表(加曾利中)
      • 千葉市立千葉高等学校長
      • 千葉市立稲毛高等学校長
      • 千葉市立千葉高等学校PTA会長
      • 千葉市立千葉高等学校同窓会長
      • 千葉市立稲毛高等学校育友会(PTA)会長
      • 千葉市立稲毛高等学校同窓会長
      • 千葉市教育研究会事務局長
      • 千葉市PTA連絡協議会長
    • 【検討事項】
      • 市立高等学校2校の在り方
川崎市  平成15年5月に「川崎市立高等学校教育振興計画」を策定し、これからの市立高等学校の充実・発展に向けた基本的な考え方と方向性を提示した。
  1. 生徒の可能性を伸ばすための教育内容や教育方法の充実
    • 学習指導、生徒指導、進路指導の一層の充実
    • 学びの場の充実(学校間連携の推進)
  2. 開かれた高校づくりの推進
    • 生徒、家庭・地域の声を積極的に取り入れる
    • 市民を対象とした学習機会の提供(聴講制度の導入)
  3. 新しい視点による学校・学科・学系の創造
    • 既存学科の改編・改称
    • 1校あたりの募集学級数の検討
    • 「特色ある学校・学科」の研究・検討
    • 定時制課程の再編成
  4. 入学者選抜方法および通学区域などの検討
    • 入学者選抜方法の検討
    • 市立高等学校通学区域の見直し
    • 転入学・編入学の弾力化
  5. 生徒の意欲的な活動を支援する条件づくり
    • 教職員の研究・研修の充実
    • 教職員配置の検討(人事交流の促進)
    • 施設設備の充実
横浜市  平成12年3月に「横浜市立高等学校再編整備計画」を策定し、発表した。それに基づいて、次のとおりに整備を進めています。
 平成12年度から16年度までに次の再編整備を実施
  • 平成14年度 港商業高校、港高校、横浜工業高校、横浜商業高校定時制の4校を募集停止し、全日制総合学科のみなと総合高校及び定時制(三部制)総合学科の横浜総合高校を開校。
  • 平成15年度 横浜商業高校に国際学科を設置。また、全日制の南高校、戸塚高校の2校を単位制普通科に移行。
    また、鶴見工業高校定時制を募集停止。
  • 平成16年度 全日制の東高校、桜丘高校、金沢高校の3校を単位制普通科に移行。
また、平成17年度から21年度までに、科学技術高校(仮称)の整備を進めるとともに、特色ある市立高校づくりを進めるため、今年度中に検討を進めます。
名古屋市  今後の市立高校の在り方研究会議:平成14年12月
  1. 社会の変化やニーズに対応した魅力ある市立高校の在り方について
  2. 地域の実態に応じた中高一貫教育のあり方について
    1. 総合学科の設置を中心とした学科の改編について
      • 商業高校1校をできる限り早い段階で総合学科に改編し、併せて同一の小学科をもつ商業高校3校がそれぞれ持ち味を発揮できるようにする。
      • 総合選択制を可能な限り推進する。
    2. 中央高校昼間定時制の成果を踏まえた単位制の拡大について
      • できるだけ早い時期に昼間定時制の募集学級数を増やす。
      • 昼間定時制である中央高校を幅広い時間帯で授業を行う三部制定時制高校とする。
    3. 大都市における中高一貫教育の可能性について
      • 大学進学ではない切り口が必要である。
      • 大都市における中高一貫教育のあり方については、併設型を軸に引き続き検討する。
 名古屋新世紀計画2010第2次実施計画:平成16年3月
  1. 西陵商業高等学校の改編により、生徒が自らの進路を考え、希望に応じて学びたい科目を選択できる総合学科を平成17年度に開設する。
  2. 生徒や保護者のニーズに応え、社会の変化に対応した魅力ある定時制高等学校にするため、中央高等学校定時制課程(昼間)の拡充など、定時制高等学校の再編を平成17年度に実施する。
  3. 社会の変化や多様化するニーズに対応した魅力ある学校づくりのため、小中一貫教育および中高一貫教育について検討
大阪市  大阪市立高等学校将来構想委員会「最終まとめ」について
 <経過>
  • 高等学校教育審議会の答申等をふまえ、今後、具体化を目指すべきプランとして、平成14年2月、「大阪市教育改革プログラム」 が策定された。プログラムにおいては、定時制工業高校と全日制工業高校との統合による新しいタイプの総合技術高校の設置、全日制商業高校の再編・整備によ る市立高等学校の適正配置等が今後、実現されるべきであるとしている。
  • プログラムで示されている施策の具体化方策検討のため、平成14年度、学識経験者等を委員とする大阪市立高等学校将来構想委員会を設置。会議を公開して、平成15年3月に「中間まとめ」、平成16年3月に「最終まとめ」が策定された。
 <「最終まとめ」の概要>
  1. 国際化や情報化等の社会の急激な変化や生徒の興味・関心等の多様化により、高等学校に求められる教育ニーズは大きく変化してきており、的確に対応していくことが必要である。
  2. 工業高校の入試に関しては、専門性を損なわない形で、「総合募集」を拡大する方策を探ることが必要。
     また、進路指導の充実を図るため中学校との連携を強化する必要がある。
  3. 連携の推進により、他の大阪市立の高等学校や大学・専修学校での単位修得ができるような制度を実現する。
    特に、本市高等学校間の連携については、近隣の数校で「学校連携ゾーン」を構成して、特定の曜日・時間を学校間連携の時間とし、生徒が互いに移動して、他校の授業が受講できるようなシステムの実現を検討する必要がある。
  4. 次のような新しいタイプの学校の具体化に取り組むべきである。なお、実現にあたっては、施設・設備等の教育環境を整えるよう努める必要があり、また、再編統合を検討する際には、極端な収容人員の減少については慎重でなければならない。
    • (1)総合的な芸術文化高校
       扇町高校芸術系学科具体化検討委員会の提言の趣旨は尊重しつつも、構想の変更も視野に入れ、具体化を急ぐことが必要である。
    • (2)中高一貫教育校
       早期の実現をめざし、大阪市中高一貫教育研究会議の最終まとめに委ねる。
    • (3)高度な専門性を有する商業高校
       同一学科、類似学科が競合することがないように、大胆な再編統合を進め、時代の進展に対応した施設・設備を備え、専門性の高いライセンスの取得と同時に、大学への進学も可能な新しいタイプの商業高校の開設を検討すべきである。
    • (4)総合技術高校
       全日制工業高校1校とすべての定時制工業高校を統合して、リカレント教育にも対応でき、工業の幅広い分野が朝から夜まで学べる定時制・単位制の工業高校(総合技術高校)を実現すべきである。
 <今後の予定>
  • 平成16年度については、「最終まとめ」に基づいて、教育委員会事務局において、具体化方策を検討する。
神戸市 再編整備については、兵庫県教委と協議をしながら進めていくことにしている。
広島市  「21世紀ハイスクールビジョンの策定」
 広島市立高校は、平成2年度から「魅力ある高校づくり」の一環として、普通科高校へのコースの設置、専門高校の学科改編を行うとともに、新たに中高一貫教育校の設置などを行ってきました。
 この間、社会状況の大きな変化の中で、生徒や保護者の高校に対するニーズが一層多様化し、進学や就職等を含めた様々な教育課題が新たに生じています。
 こうした中、本市の高校教育が生徒・保護者のニーズにより適合したものとなるよう現状を見直すとともに、生徒がそれぞれの進路目標を達成することができる「魅力ある高校づくり」をさらに進展させるため、広島市立高校の今後のあり方について検討する必要があります。
 そのため、広島市立高校における現状と課題を踏まえ、高等学校長、PTA代表、有識者等で構成する「21世紀ハイスクールビジョン検討委員会」を設置し、高等学校の新たな魅力づくり等について検討します。

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初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

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