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都道府県等名 具体的な内容
鳥取県

「次代を担う生徒を育成するための今後の活力ある本県高等学校教育の在り方について」
平成15年10月20日、鳥取県高等学校教育審議会から答申。

  1. これからの時代や社会で必要とされる資質や能力を育成し、生徒の個性の伸長と自己実現の力を高める高等学校教育の在り方
    • (1)これからの時代や社会で必要とされる資質や能力の育成
      • ア グローバルで、国際的な視点に立って考え、行動する力の育成
      • イ 高度情報化社会に対応できる力の育成
      • ウ 少子高齢化社会に対応できる力の育成
      • エ 自然に親しみ、自然と共生していく力の育成
      • オ 人や社会との関わりを大切にしながら生き、人それぞれの人権を尊重する力の育成
      • カ コミュニケーション能力の育成
    • (2)生徒の個性を伸長し、自己実現する力を高める高等学校教育の在り方
      • ア 豊かな人間性を育む教育
      • イ 個性を育成し、伸長する教育
      • ウ 学ぶ意欲、確かな学力を身に付けさせる教育
      • エ 創造性を育成する教育
      • オ 社会性を育成する教育
    • (3)本県における中高一貫教育校の在り方
       積極的な意見と慎重な意見があり、検討委員会を設ける等により、さらに検討が必要。
  2. 生徒減少期において教育の質的向上を図るための今後の高等学校の在り方
      県立高等学校の数は、県全体の活力や地域的なバランス、また、時代や社会の変化に対応するための資質や人材を育成する観点から、これ以上減らさないことが望ましい。
      学校規模や学級定員、学科の構成や割合等は、総合的かつ柔軟に検討することが必要。
    • (1)活力があり特色ある教育活動を維持・発展させるのに適正な学校規模と学級定員
      • ア 学校規模
         1学年あたり4学級から8学級程度の規模が適当であるが、弾力的な設定も必要。
      • イ 学級定員
         生徒減少期をきめ細かな指導ができる好機ととらえ、学級定員を減少させることが望ましい。
    • (2)時代や社会の変化、生徒や保護者、県民のニーズに対応した学校や学科、コースの在り方
      • ア 学校や学科、コースの在り方
      • イ 専門学科の在り方
      • ウ 定時制・通信制教育の充実
      • エ 県立高等学校と私立高等学校の募集定員

「時代や社会の変化に対応した今後の本県高等学校産業教育の在り方について」
 平成16年2月17日 鳥取県産業教育審議会に諮問

  1. これからの時代や社会で求められる資質や能力を育成し、生徒が自己実現していく力を高めることのできる魅力ある産業教育の在り方
  2. 生徒減少期を視野に入れつつ、活力ある産業教育を推進していくための今後の高等学校の在り方
     (現在審議中であり、平成16年7月に答申の予定)
島根県
答申事項 答申の具体的内容 基本計画の内容
  • 高校の規模と配置
  • 1学年8学級以内が望ましい
  • 1学年2学級の高校の分校化、統廃合
  • 離島の1学年1学級本校の研究
  • 1学年4~8学級が適正規模
  • 1学年2学級以内の高校の再編成
  • 中山間地域の1学年1学級本校としての存続
  • 定時制・通信制のあり方
  • 定時制・通信制課程の一部を統合した独立校の設置(総合的な定時制通信制高校)
  • 県東部に独立校の新設を含め再編成の検討
  • 県西部の定時制も含め検討組織で検討
  • 中高一貫教育
  • 実施形態、中高連携のあり方の検討
  • 「中高一貫教育研究会議」の報告に基づき、「連携」「併設」「中等教育学校」の導入について検討
  • 普通科のあり方
  • 教育課程の一層の弾力化
  • 普通科の総合学科への改編
  • 単位制への導入
  • 理数科のあり方
  • 体験的な学習を導入した入学時から一貫した理数教育の必要性
  • 教育内容・指導方法を改善し、既設の6校の配置の維持
  • 英語科のあり方
  • コミニュケーション能力の育成、国際理解教育の推進及び英語科の充実、国際関連学科の新設に関する検討
  • 国際化に対応できる人材育成
  • 配置は現状維持
  • 体育科のあり方
  • 多様な進路選択が可能となるような学科のあり方を検討
  • 総合学科への改編
  • 専門高校のあり方
  • コース制・類型の導入
  • 学科改編による地域に根ざした教育の推進
  • 類型・コースの一層の充実
  • 「くくり募集」「総合選択制」の導入
  • 工業に関する学科のあり方
  • エレクトロニクス、管理技術、システム技術及び新素材などに関する教育内容の充実
  • 「機会」「電気・電子」に関する学科を基本として配置し、情報通信技術に関する学科は適宜配置し、環境に関する学習内容は工業化学科のあり方にあわせて検討
  • 商業に関する学科のあり方
  • 商品流通、情報処理、文書処理、簿記会計、国際ビジネス会話などに関する教育内容の充実
  • ビジネス教育の観点を導入しつつ、「商業科」「情報処理科」を中心に配置し、「国際経済科」「会計科」「情報科学科」のあり方を検討
  • 農業に関する学科のあり方
  • 施設環境制御技術、高度生物生産システム、農業情報分析などに関する教育内容の充実
  • 「生物の生産」に関する学科を基本として配置し、地域産業の実態に即し、食品の製造、流通や緑地環境などに関する内容の導入
  • 水産に関する学科のあり方
  • 環境保全、ハイテク技術、海洋レクリエーション、水産食品の流通、加工
  • 「漁業・機関」に関する学科を基本として配置し、地域産業の実態に即し、栽培漁業、水産食品の製造、管理・流通、海洋環境、マリンスポーツなどの内容の導入
  • 家庭に関する学科のあり方
  • 調理などに関する教育内容の充実
  • 定時制・通信制課程のあり方に併せて検討
  • 定時制・通信制課程再編成の検討組織で検討
  • 看護に関する学科のあり方
  • 看護職員養成の必要性や国の動向を見ながら存続についての検討
  • 定時制・通信制課程再編成の検討組織で検討
  • 新しい学科のあり方
  • 芸術科、介護福祉科はコース、類型、系列を含めてあり方を研究
  • 情報-総合的にできる新学科を情報科学高校に配置し、情報教育の中心校とする
  • 福祉-総合学科の系列、教科・科目の導入での対応
  • 専攻科のあり方
  • 専門学科に関連した学科の設置の研究
  • 現状維持
  • 総合学科のあり方
  • 通学範囲に1校ずつの配置
  • 積極的な普通科からの改編
  • 雲南、出雲、邑智、浜田、隠岐の5地区5校に配置
  • 進学希望への対応(人文科学、国際、社会科学、自然科学、福祉、情報系列)
岡山県

平成14年3月22日に『岡山県立高等学校教育体制整備実施計画』を発表。

  1. 計画の期間
    平成14年度から平成20年度までとする。
  2. 基本的な考え方
    高等学校教育改善の視点、高等学校の適正規模等
  3. 高等学校の魅力づくりの視点と方策
    新しい教育システムの導入、高等学校の学科構成・学科配置、定時制・通信制教育
  4. 高等学校の規模・配置の適正化
      基本的な考え方、地域別教育体制整備の方向、再編整備の進め方
広島県
  1. 特色づくりの推進
    • 普通科…特色あるコースの設置など、多様な進路希望に対応した学校づくりを進める。
    • 専門高校,専門学科
      • 農業・工業及び商業の各学科については、地域的なバランスを考慮しながら拠点校化を進める。
      • 複数の職業学科を置き、学科の枠を超えて科目選択できる総合技術高校や情報に関する専門学科と情報に関する知識と技術を基礎・基本として学習する工業や商業等の専門学科を併せ持つ情報科学高校などの設置を進める。
    • 中高一貫教育校(併設型・連携型)…計画的・継続的な6年間の一貫教育を通じ、確かな学力の定着等を図り,生きる力を育む学校の設置を進める。
    • 定時制・通信制課程…通信制課程を併せ持つ新しいタイプの定時制高校などの設置を進める。
  2. 適正規模化の推進
    • 県立高校の規模及び配置の考え方(平成11年)…適正規模は1学年4~8学級、1学年3学級以下の学校については,近隣校との統合を検討
    • 統廃合の考え方
      • 1学年1学級規模の学校…在籍状況や地元中学校からの進学状況等を勘案し、統廃合を具体的に検討
      • 1学年2学級又は3学級規模の学校…近隣校との統廃合を検討するが、近隣に高校がない場合には1学年1学級となった段階で上記により取扱う
      • 1学年4学級以上の学校…スケールメリットも生かした新しいタイプの学校として再編する場合などには近隣校との統合を検討
山口県

(1)魅力ある学校づくり推進協議会

  1. 平成9年3月報告
  2. 主な内容(再編計画に関係の深い内容のみ) 通学区域の広さ:
    通学区域の広さの目安としては、通学に伴う生徒の負担や生活圏等にも配慮して、教育事務所管区程度であることが望ましい。

(2)県立高校の在り方検討協議会

  1. 平成11年3月報告
  2. 主な内容
    • 全日制課程の学校・学科の配置
       生徒が通学できる範囲に、普通高校、専門高校、総合学科高校や全日制単位制高校等の新しいタイプの学校をバランスよく配置することが重要である。総合学 科高校、全日制単位制高校、中高一貫的な教育を実施する学校は、各地区に1校程度配置されることが望ましい。
    • 定時制・通信制課程の在り方
       定時制、通信制課程を併設した県全体の拠点校を防府地区に設置することが期待される。徳山地区の3校、厚狭地区の5校、下関地区の3校は、段階的な統合を検討することが適当である。
    • 学校規模
       全日制課程の学校は、1学年4~8学級程度の規模であることが望ましい。最小規模は1学年2学級程度と考えられる。小規模な学校においては、これまでにも増して積極的に生徒にとって魅力ある学校づくりに取り組み、一層の活性化を図ることが求められる。こうした取組にも関わらず、本校としての最小規模を維持することが困難な状況が生じる際には、当該校の将来像について改めて検討することが必要である。

(3)県立高校将来構想検討協議会

  1. 平成15年7月23日設置
  2. 主な内容
     県立高校の将来構想の検討に当たり、次の事項に当たり協議する。
    • 教育内容の充実に関すること
    • 特色ある学校づくりに関すること
    • 学校・学科の再編整備に関すること
    • 開かれた学校づくりの推進に関すること
    • 教育諸条件の整備に関すること

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成21年以前 --