(2)特に重視している課題

都道府県等名 具体的な内容
北海道
  • 時代や地域のニーズに対応した学校・学科などの設置
岩手県 高校入学者選抜の改善
  • 選抜方法の改善
  • 通学区域の見直し
宮城県
  • 学校不適応等への対応
秋田県
  • 国際理解教育の充実
  • 進路指導の充実・改善
山形県
  1. 望ましい職業観や勤労観の醸成と進路選択能力の育成、学校と地域産業界との相互協力体制の確立
  2. 高校生の主体性を育むための特別活動の活性化、高校生のマナーアップ
栃木県 生きる力を育む学校教育の充実
  1. 学ぶ力を育む教育の充実
  2. 心の教育の推進
個性を生かす学校教育の充実
  1. 進路指導の充実
群馬県
  • 特色ある高校づくりの推進
  • 総合学科高校及び単位制高校の教育内容の充実・改善並びにその手法の他校への普及
埼玉県 21世紀いきいきハイスクール構想では、再編整備に関するもののほか、以下の基本的方向性を示した。
  • 教育活動の充実
    • 柔軟な学びのシステムづくり
    • 学力向上の推進
    • 言葉を大切にする教育の推進
    • 志を育てる教育の推進
    • 体験活動の推進
  • 教育諸条件の整備
    • 学校評議員制度の導入
    • 授業公開の推進
    • 社会的視野を広げる研修の充実
    • 民間人や社会人の活用
    • 校長のリーダーシップの確立
    • 指導力不足教員への対応
    • ゆとりやうるおいのある学校施設の整備
千葉県
  • 特色ある学校づくりの推進
東京都
  • 新たな実施計画の策定
  • 中高一貫教育校の整備
  • 可能性を活かすことができていない生徒への対応
  • 中堅校の特色化・活性化
  • スクールプラン(マネジメントシステム)の導入
  • トライネットスクール計画、定時制高校、専門・第二国際・総合芸術高校
神奈川県
  • 中高一貫教育校の設置
  • 学校評議員
  • 学校評価
  • 入学者選抜制度・学区の見直し
  • 特色づくりの推進
  • 専門高校の改善
新潟県  本県では、高校進学率が97%を越え、入学してくる生徒の能力・適性、興味・関心や進路希望等が多様化している。また、高校生活に適応できないための、中途退学や不登校が大きな問題となっている。そのため、高校生活の早い時期から、目的意識・進路意識や学ぶ意欲の醸成に努め、充実感あふれる学校づくりの推進が緊急の課題となっている。
富山県
  • 目指すべき学力
  • 完全学校週5日制に対応した基礎基本の徹底や発展的学習を進める教育計画の在り方
  • 学ぶ意欲を引き出す学習指導の在り方等
石川県   本県における高等学校の中途退学者は、平成12年度において750人となり前年度より増加している。また、長期欠席者も依然として多い。こうした課題に適切に対応するため、中学生が自分の興味・関心や適性に基づいて高等学校を主体的に選択し、目標を持って進学できるよう、高等学校が地域と連携した特色ある学校づくりを推進し、体験活動を中心とする魅力ある教育を進めていくことが求められている。
福井県 高校教育の課題として次の4点が挙げられる。
  1. 個性を育む教育の充実
  2. 心豊かな人間性の充実
  3. 地域社会と連携した教育
  4. 特色ある高校づくり
山梨県
  • 中高一貫教育の推進
  • 新しいタイプの高校の設置推進と既設高校の在り方
  • 通学区域の将来像
  • 適正規模、適正配置
岐阜県
  • 特色ある学校づくり
  • 開かれた学校づくり
  • 活力ある学校づくり
  • 体験的な教育活動の充実
  • 高校入試改善の定着
静岡県
  • 入学者選抜制度の改善
  • 授業改善
三重県
  • 各高等学校が創意工夫し、特色化や魅力化を一層進める必要がある。
  • 授業改善の推進
  • 開かれた学校づくり
滋賀県
  • 体験を通した豊かな心を育む教育の推進
    「いのち」「人権」を大切にする心を育てる教育を推進するために体験的な学習を取り入れ、自ら考え、主体的に判断し、表現できる資質を身につけさせ、問題解決能力の育成を図る必要がある。
  • 中高一貫教育の導入
    本県における中高一貫教育の導入について研究を進め、平成15年度を目途に中高一貫教育校の設置を検討する。
  • 入学者選抜制度・方法等の改善
    入学者選抜については、中学校における生徒の主体的な進路選択を推進する意味においても、改善を図る必要がある。
京都府
  • 特色ある学校づくり
  • 基礎・基本の定着と進路希望の実現
大阪府
  • 障害のある生徒、特に知的障害のある生徒の高校での受入れ
  • 特色づくりの推進
  • 新学習指導要領の実施に向けての学校への支援体制
  • 生徒数の減少と役割が変化しつつある定時制の課程の今後の在り方
  • 表面的には現れにくい生徒たちの悩み・不安・ストレス等の早期発見と解消(堺市)
  • 今後、高等教育改革を進めるため、大阪府、市教育委員会との協力のもと、教員の人事交流計画を進めていく必要がある。
奈良県
  • 新しい学校、特色ある学校づくりのための教育課程の変遷
  • 学校評価の在り方
鳥取県
  1. 定時制・通信制課程の充実方策
  2. 平成17年度以降の高等学校の在り方
  3. 中高一貫教育の在り方
島根県
  1. 定時制通信制教育のあり方について
岡山県
  • 入学者選抜制度・方法の改善
  • 新しい学校形態
広島県
  • 特色ある学校づくりの推進
  • 適正配置及び通学区域の見直し
  • 入学者選抜制度の見直し
山口県  高校教育改革を推進するための基本的で重要な条件整備の一つとして、平成14年度から公立高校普通科の通学区域を従来の26学区から教育事務所管区を基本とした7学区に改善した。
 こうした改善を踏まえ、生徒が多様な学校の中から自分の個性に応じて学びたい学校を主体的に選択できるよう、各高等学校の特色づくりを推進することが当面の重要な課題となっている。
徳島県
  • 新教育課程の円滑な実施
  • 基礎学力の保障
  • 主体的な職業選択能力の向上
  • 高校教育改革の推進
香川県
  • 高校中途退学等への対応
  • 特色ある学校づくりの推進
  • 高等学校入学者選抜の改善
愛媛県
  1. 特色ある学校づくり
  2. 中高一貫教育の導入
  3. 職業学科の学科改編
  4. 深刻化する高校生の問題行動への対応
高知県 第2期土佐の教育改革の推進
 平成9年度から始まった土佐の教育改革は13年度で5年目を迎え、検証と総括を行った。その成果と課題を踏まえ、「郷土を愛し、世界にはばたく心豊かでたくましく創造性に満ちた子どもの育成」を目的に、第2期土佐の教育改革を14年度にスタートする。
6つの柱
  • 基礎学力の定着と学力の向上
  • 教職員の資質・指導力の向上
  • 障害児教育の推進
  • 豊かな心を育む教育の推進
  • 家庭・地域の教育力の再生・向上
  • 学校・家庭・地域の連携の強化
福岡県
  • 新高等学校学習指導要領の趣旨の徹底を図る。
  • 生徒の多様化や国際化・情報化等社会の変化に対応した教育課程編成を一層推進する。
  • 生きる力の育成を目指した学習指導要領に基づいた教育内容の充実を図るため、教員研修や教科研修の充実を図る。
  • 開かれた学校づくりを進めるとともに、学校の自主性・自律性を高め、学校の組織と教育活動の活性化を図るため、全県立高等学校における自己評価制度の充実を推進する。
佐賀県
  • 中高一貫教育の推進
    「ゆとり」を生かし個性や創造性を一層伸長させる教育を推進するとともに、選択の幅を広げ学校制度の複線化を進める観点から中高一貫教育を導入する必要がある。
長崎県
  • 新しい教育システムの整備
    「県立高等学校改革の推進」
    21世紀の主役である生徒たちが生き生きと輝く魅力ある高等学校づくりを目指す。主体的な学校選択を促す諸制度の改善や新しいタイプの学校の設置、入学者選抜制度の改善や離島留学制度の創設など新たな教育システムの整備を図る。
  • 教職員の資質向上
    「新教職員研修体系実施事業」
    これからの教育を担う教職員の一層の資質向上を図るため、求められる資質を「不易と流行」から捉え直し、現在の各種研修を見直し、体系的な研修を実施する。
  • 話せる英語教育の推進
    「県民英会話推進事業」
    国際化が急速に進展する中で、英語によるコミュニケーション能力の育成が重要な課題となっている。21世紀に生きる子どもたちの様々な可能性を広げるとともに、世界の人々が集う「国際県長崎」の確立に寄与するため、実用的な英語力の向上を図る。
大分県
  • 特色ある学校づくりと学力の向上
宮崎県
  • 学力向上
  • 高校入試改善
沖縄県
  • 進路指導の充実
    本県高校生の高校卒業時の進路決定率(約70%)、就職内定率(約60%)の低さは本県教育の大きな課題である。
    その対策としては、生徒の目的意識の高揚、進路の早期決定、生徒一人ひとりに応じた進路指導等を図るため、諸施策を展開しているところである。
    今後は、これまでの取組みを検証するとともに小中高一貫した進路指導・進路学習を進める必要がある。
  • 中途退学対策
    本県高校生の中途退学率は、平成12年度3.3%で全国平均に比して、依然として高い。
    中途退学対策のための教員の加配、各学校関係者の連絡協議会の開催、中途退学対策学校訪問など諸施策を展開しているところである。また、学科改編、各学校の特色づくり、教科指導・進路指導・生徒指導との連携も推進している。
    今後は、これまでの取組みを検証して、より具体的な方策を確立していく必要がある。
千葉市
  • 市立千葉高校の改築
  • 市立千葉高校のスーパーサイエンス指定に伴う支援体制の整備
  • 入学者選抜の改善
  • 市立稲毛高校の国際交流
川崎市
  • 学校間連携の推進
  • 入学者選抜方法及び通学区域(学区)などの見直し
横浜市
  • 就職希望の高校新卒者への支援策
  • 高大連携
名古屋市
  • 学校の創意工夫を生かした特色ある教育の推進
  • 一人ひとりの生徒に応じたゆとりある学習の充実
  • 地域や企業との連携の推進
  • 国際感覚を身につける教育の推進
  • 生徒の心の悩みなどの相談体制の充実
京都市  科学技術の高度化や情報化、国際化、高齢化、少子化など社会の急激な変化に適切に対応するとともに、多様化する生徒の興味、関心、適正能力、進路等を踏まえ、たくましく思いやりのある人間の育成と個性の伸長、進路保障を目指す教育内容等の一層の充実を図る。
大阪市
  • 市立高等学校全体の将来像の策定
神戸市  本市における平成21年度の中学校卒業者数は、平成13年度の中学校卒業者数に比べ約2,000名、割合にして20%前後の減少が見られる。特に第3学区は急激な少子化の進行が予想されている。この少子化の進行と、保護者、生徒のニーズの多様化などに対応できる特色ある市立高校の在り方を検討していくことが求められている。
広島市
  • 平成15年度中高一貫教育校の設置
  • 高大連携推進事業の拡大
  • 学校間連携の充実
北九州市
  • 経済状況がよくない上に、生徒の進路目的や就職に対する認識が甘く就職難が続いている。
福岡市  福岡市立高等学校活性化検討委員会より福岡市立高等学校の活性化方策について、平成9年6月に最終報告が答申され、下記のような課題が指摘された。
  1. 各学校における特色の鮮明化と相互の連携による役割分担
  2. 社会の変化に対応した教育内容への改編
  3. 教育方法や評価での工夫改善
  4. 生徒を主体とした教育活動への取組み、とりわけ生徒の幅広い選択が可能な柔軟なカリキュラム編成
  5. 生徒の進路指導、進路保障の充実
  6. 青年期の在り方生き方(基本的な生活習慣、自己責任の在り方等)に関する教育を含む高等学校教育に求められる「基礎・基本」の充実
  7. 時代に即応した教育活動を実施してゆくための条件整備や支援体制

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初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

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-- 登録:平成21年以前 --