(5)検討状況(公立のみ)

都道府県等名 検討状況
北海道
  • 道央圏以外の中核的な都市部での設置を検討する。
宮城県
  • 平成13年3月に策定した「県立高校将来構想」において、石巻高校(夜間定時制、全日制は除く)、石巻女子高校(夜間定時制、全日制は除く)、矢本高校(全日制・夜間定時制)を統合し、昼夜間開講する新しいタイプの定時制独立校を設置することとしている。
茨城県
  • 平成13年9月に策定した「県立高等学校再編整備の基本構想」で、「定時制課程においても、弾力的な運用が可能な単位制高等学校を生徒の通学範囲を考慮して設置する」ことや「通信制課程においても、単位制を導入する」方向で検討するとの方針を定めたので、今後、段階的に策定する具体の計画において位置付け、その設置や導入を図っていく考えである。
群馬県
  • 13年度に「高校教育改革基本方針」を策定し、14年度から18年度までの整備計画を公表した。今後、19年度以降の計画を検討していくこととしている。
千葉県
  • 昨年9月に公表した「県立高等学校再編計画案」の中では、「夜間定時制はすべて単位制とし、通信制協力校とする。3部制定時制高校を3校設置する。」としており、平成14年度のできるだけ早い時期に公表する予定で準備を進めている。
東京都
  • 現在推進している都立高校改革推進計画において、定時制・総合学科のチャレンジスクールは5校の設置を予定しており、第一次実施計画(H12~H14)及び第二次実施計画までに4校の設置を計画し、残りの1校については新たな実施計画の中で計画化する予定である。
新潟県
  • 県内どの地域においても、生徒が希望すれば単位制高校で学ぶ機会が確保されているように整備を進めていく。
静岡県
  • 県東部地域及び西部地域に設置する方向で設置高校や設置形態について検討している。
三重県
  • 県立高校再編活性化計画を策定し、単位制の積極的導入を図るとともに、昼間部、夜間部及び通信制課程を備えた「定通ネットワーク」の拠点となる独立校を設置することを検討している。
滋賀県
  • 県域全体のバランスを考えた、単位制・昼間定時制高校の新設の必要性について検討されている。
京都府
  • 本年秋をめどに策定する府立高校の再編整備計画全体構想の中で在り方を検討中。
兵庫県
  • 県立高等学校教育改革第一次実施計画に基づき、平成13年度に西宮香風高等学校を設置した後、西播磨地域及び神戸地域へ各1校を順次設置する。さらに、阪神地域について、工業教育を希望する生徒に対応できる単位制高等学校の設置を推進する。
  • 今後、同後期の推進計画対象校の検討を行うこととしている。
和歌山県
  • 教育課程の弾力化に伴い、他の定時制における単位制の導入について検討中。
鳥取県 定時制・通信制課程の充実方策について、教育委員会としての概要(案)を公表し、県民からの意見を聴取したあと最終案をまとめることとしている。
  • 本県における定時制・通信制課程の改革の基本的な考え方
    • ア 設置形態の見直し
      • 定時制課程に昼間部(午前部・午後部)、夜間部等、多部制を導入する。
      • 通信制課程に平日スクーリングを導入する。
      • 定時制・通信制課程を併設した独立校や独立校舎を設置する。
    • イ 指導内容・方法の見直し
      • 習熟度別学習の導入、科目選択幅の拡大等を図る。
      • 教育相談機能の充実を図る。
      • 充実した教育活動を行うために必要な教員を配置する。
    • ウ 履修形態の見直し
      • 定時制課程間での併修制度を導入する。
      • 定時制・通信制課程間における併修制度の活用をこれまで以上に促進する。
      • 校外での学修の成果を生かして単位を修得する制度を一層活用する。
    • エ 生涯学習機関としての役割の強化
      • 通信公開講座の充実や聴講制度の導入を図る。

広島県
  • 県立高校全ての定時制課程を単位制とするよう検討中。
香川県
  • 平成11年12月21日に「県立高校の学校・学科の在り方検討会議」を設置し、県立高校全体の学校・学科の在り方を検討し、平成12年8月28日に報告が出された。現在、この報告を踏まえて、定時制・通信制課程における単位制の設置についても、教育委員会内部において引き続き検討している。
高知県
  • 県立高等学校教育問題検討委員会の報告(平成12年11月)に基づき、設置について検討している。
熊本県
  • 平成11年12月2日に「熊本県県立高等学校教育整備推進協議会」から報告書が提出され、「定時制単位制及び通信制」に関しては、次のような内容であった。
    1. 単位制を導入した湧心館高校の定時制への志願者が多いことから、他の高校の定時制においても、必要に応じ、単位制に切り替えることを検討する必要がある。
    2. 具体的には、専門学科への導入は必履修単位数の関係で選択科目の設置が限られるが、進級が容易であることや他の制度の活用など単位制のメリットを活かすことは可能であることから、原則的には普通科及び専門学科の全ての定時制高校への導入について検討することが望まれる。
  • 上記の提言を受け、現在、検討中。
大分県
  • 課内において研究中。
宮崎県
  • 県立学校教育改革推進協議会において、検討を行っている。平成13年度の協議では他の定時制高校への単位制の導入や3部制への移行が、より多様で弾力的な履修形態を実現するという基本的な考え方が示された。
札幌市
  • 札幌市立高等学校教育改革推進協議会からの答申を基に、教育委員会内において検討中
仙台市
  • 仙台図南萩陵高等学校教育検討委員会を設置し基本構想案を策定中である。
川崎市
  • 平成14年3月に「川崎市立高等学校教育振興計画(案)」を策定。
  • 定時制課程については、「(仮称)3部制定時制課程に向けた検討委員会」を設置し、具体的内容等について検討を進めていく予定。

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成21年以前 --