愛媛県立松山東高等学校 インタビュー概要

1.実施日

平成23年7月26日(火曜日)

2.インタビュー対象者

愛媛県立松山東高等学校 校長 丹下敬治 氏
愛媛県立松山東高等学校 教頭 大内洋一郎 氏
愛媛県立松山東高等学校 教頭 上田敏博 氏
愛媛県立松山東高等学校 教諭 門田篤稔 氏
愛媛県立松山東高等学校 教諭 吉岡征史 氏
愛媛県立松山東高等学校 教諭 山下和宏 氏
愛媛県立松山東高等学校 教諭 仲尾頼和 氏

3.概要(課題と取組について)

(教育課程と大学入試制度の矛盾)

 教育課程における必履修科目と大学入試センター試験での試験科目が必ずしも一致していない点に問題を感じる。例えば、学習指導要領に科目として存在しない「倫理・政治経済」が大学入試センター試験に組み込まれていることである。
 また、文部科学省におかれては、今後とも大計をもって、10年間は改訂のない学習指導要領を作成いただくとともに、その改訂と併せて、大学入試制度の見直しが図られると、現場としてはやりやすい。

(教員の資質向上)

  本校では、安易に授業時数を増やしたり、補習を設けたりせず、授業を最も大切にしている。その授業の質を向上させるために、PTA、同窓生、中学校教員、学校評議委員等に対して年2回授業公開を行って評価を受けたり、県で実施している「えひめ『高校生学力向上ネットワーク』構築事業」に基づいて、他校教員との相互授業参観を行ったりして、授業力・指導力の向上に努めている。
 また、本校は進学校ということもあり、個々の生徒に応じた指導力を養成する必要がある。今後一層の大学入試問題の調査研究を行い、他校教員とのスキルの共有化を図り、県全体で大学受験の指導力を向上させられるよう、システム化を図っている最中である。

(通信制課程における課題)

 本学は、県内唯一の通信制課程を設置している学校であり、入学してくる生徒の年齢層が幅広い。人とのつながりを深めることを重視した教育をしたいと考えており、スクーリング等のあらゆる機会を捉えて積極的に生徒に対して話す機会を作るようにしている。生徒に声をかけることは、お互いの人間関係を築く上で、とても重要なことと感じている。

以上) 

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成23年10月 --