石川県立門前高等学校教諭 長田弥十雄氏 インタビュー概要

1.実施日

平成22年11月17日(水曜日)

2.インタビュー対象者

石川県立門前高等学校教諭 長田弥十雄 氏

3.概要

(連携型中高一貫校における課題と対応)

・連携中学校の約8割~9割の生徒が本校に進学するが、それ以外の地域の中学校からも入学してくる。近年は生徒も多様化しているが、そうした生徒へどのように対応していくかが課題である。習熟度別少人数授業におけるコース分けの工夫、教育課程の随時見直しによって生徒の変化に対応している。教科会議、公開授業を増やして教員が互いに授業を工夫し、生徒にあった授業ができるようにしている。
・早い段階から生徒を知ることができ、継続した指導が可能であるというメリットがあるが、一貫校以外からの入学生もいるため、連携カリキュラムは組みにくい。
・簡便な入学者選抜の実施だけでは、学習意欲の低下につながるのではないかとの危惧が、連携中学校の先生にはある。
・連携中学校とは教科間会議や学校間で分科会を持つなどしており、生徒に対する指導につなげている。
・生徒会行事や部活動等を通じて中高の生徒の交流を深めており、交流授業も継続して行っている。

(その他)

・ここ何年か入学生が定員割れしている。これは、大学進学率は高いが、少子化と地理的な交通の不便さが起因していると考えられる。

(以上)

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成23年02月 --