秋田市立御所野学院中学校・高等学校(併設型中高一貫教育校)の概要 |
1 学校環境 | |||
(1) | 設置年度 | ||
平成11年度に御所野学院中学校を大規模校から分離新設、平成12年度に御所野学院高等学校を新設して中高一貫教育校としてスタートした。 | |||
(2) | 学校名及び所在地 | ||
学校名 | 秋田市立御所野学院中学校 | ||
秋田市立御所野学院高等学校 | |||
所在地 | 秋田市御所野地蔵田四丁目1番1号 |
(3) | 地域の環境 | |
本校は、秋田市の南東部に位置し、秋田テクノポリス開発の中心となる御所野ニュータウンにある。縄文時代の遺跡、老人福祉総合エリア、秋田テルサ等の社会教育施設がこの地域にあり、郷土研究、福祉教育、情報教育、生涯学習等を推進する上でも恵まれた環境にある。 | ||
(4) | 実施形態 | |
併設型の中高一貫教育校、高等学校は全日制・普通科 | ||
(5) | 学校規模 |
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クラス数、生徒数 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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教員数 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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2 教育内容 | ||||
(1) | 教育目標・方針等 | |||
基本理念 | 伸びゆく秋田と共に学ぶ学校 | |||
建学の精神 | 国際的視野に立ち、新しい時代の秋田を切り拓く人材の育成 | |||
教育目標 | 個性の伸長と愛郷心の高揚 | |||
教育の方針 | ・ | 地域に関する教育(秋田をフィールドにした郷土総合学習)の重視 | ||
・ | ゆとりある教育(ゆとりある教育課程と中高合同の活動)の重視 | |||
・ | 体験的奉仕活動を通した教育(地域に根ざした奉仕活動)の重視 | |||
・ | 国際化、情報化に対応した教育(問題解決に向け、たくましく行動 できる能力と態度の育成)の重視 | |||
目指す生徒像 | ・ | 国際感覚を身に付け、主体的に学ぶ生徒 | ||
・ | 秋田の発展に夢を馳せ、郷土の歴史と文化を学ぶ生徒 | |||
・ | 志を高く持ち、何ごとにも挑戦しようとする生徒 |
(2) | 教育の特色 | ||
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独自の教科・科目の開設と選択学習の充実 | ||
教科「表現」を高校に開設して、感性を磨くとともに様々な自己表現の仕方を身に付けさせ、個性の伸長を期する。身体的表現(演劇・能、郷土芸能、生涯スポーツ)、芸術的表現(コンピュータグラフィックス、陶芸、絵画・彫塑)、言語的表現(中国語、ロシア語、ハングル)の3分野のうち1科目を選択する。 中学生は、選択教科を内容によって分化させた選択科目(文学、代数、地理、物理、英作文など)または高校の「表現」から1科目を選択する。 |
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郷土総合学習と郷土学の実施 | ||
「総合的な学習」を中高6年間の見通しの中でとらえ、中学校では郷土総合学習としての「郷土研究」を実施し、高校では中学校での学習をさらに発展させた教科「郷土学」を実施する。 | |||
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地域の教育力の活用 | ||
「表現」「郷土学」では、教諭だけでは指導できない専門的な分野について、地域の人材を社会人講師として活用する。各科目2〜3人の社会人講師は、担当教諭と連携して週1時間程度の授業を1人年間10数時間担当する。 | |||
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中高合同活動の実施 | ||
生徒会活動や学校行事、部活動、地域活動など中学生と高校生が活動の場をできるだけ共有することにより、異年齢集団の中でお互いに学び合い豊かな人間関係を構築することができるようにする。 | |||
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教科教室とメディアセンターの設置 | ||
各教科の教室へ生徒が移動する教科教室制をとる。各教科の校務センターが教室近くにあるため、教室の環境整備や学習相談に応じやすい。 また、図書館とコンピュータ室を統合した形のメディアセンターを設置し、読書、調べ学習、情報の検索・整理・発信等多様な学習活動が展開できるようにしている。 |
3 平成12年度入学者の選抜・決定 | |||||
(1) | 入学者の選抜・決定方法 | ||||
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御所野学院中学校への入学者 | ||||
@ | 対象及び定員 | ||||
a | 秋田市立小学校卒業見込みの者で市内在住者(bを除く):40名 | ||||
b | 秋田市立御所野小学校卒業見込みの者:6学年在籍全児童のうち本校に進学を希望する者 | ||||
A | 入学者決定方法 | ||||
a | 秋田市立小学校卒業見込みの者 | ||||
必要な書類(入学願書・自己申告書・報告書)及び体験活動を資料とした面接による。候補者が募集人員を越えた場合は公開抽選を実施する。 | |||||
b | 秋田市立御所野小学校卒業見込みの者 | ||||
必要な書類(入学願書・自己申告書・報告書)及び面接による。 | |||||
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御所野学院高等学校への入学者 | ||||
(平成12年度〜14年度の3年間を移行期間とし、入学者選抜を実施する。) | |||||
@ | 対象 | ||||
a | 県内中学校を卒業見込みで中央通学区内在住者 | ||||
b | 秋田市立御所野学院中学校を卒業見込みの者 | ||||
A | 入学者選抜方法 | ||||
a | 中央通学区の中学校を卒業見込みの者 | ||||
県立高等学校の推薦入学に準じ、必要な書類(調査書、推薦書)及び面接と作文による。 | |||||
b | 秋田市立御所野学院中学校を卒業見込みの者 | ||||
必要な書類(報告書、自己推薦書)及び面接と作文による。 |
(2) | 出願状況 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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御所野学院中学校 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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御所野学院高等学校 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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4 設置経緯 | |||
平成9年度 | 4月 | 教育研究所内に「中高一貫教育研究委員会」発足。 | |
12月 | 報告書「中高一貫校設置に関する構想」提出。 | ||
12月市議会における質問に対して「実現可能な報告書で評価する」と教育長答弁。 | |||
1月 | 秋田市中高一貫教育研究委員会小委員会発足。 | ||
2月議会前に「中高一貫校の設置を検討する」と市長表明。 | |||
平成10年度 | 4月 | 市教育研究所内に中高一貫校設立準備室開設。 | |
5月 | 中高一貫校設立準備委員会および中高一貫校設立構想特別委員会発足。 | ||
11月 | 「秋田市中高一貫校設立構想」を教育委員会に提出。 | ||
12月 | 開校を市長が正式表明。 | ||
1月 | 小学校保護者・教職員説明会実施。教育課程専門委員会発足。 | ||
2月 | 市議会において校名を「秋田市立御所野学院中学校」「秋田市立御所野学院高等学校」と決定。 | ||
平成11年度 | 4月 | 秋田市教育委員会に中高一貫校設立推進室開設。母体となる御所野学院中学校開校。中高一貫校設立運営協議会発足。 | |
6月 | 県教育委員会・市教育委員会事務連絡協議会開催。 | ||
7月 | 高校校舎建築着工。中学校見学説明会実施。 | ||
9月 | 小・中学校保護者・教職員説明会実施。 | ||
11月 | 社会人講師公募。 | ||
12月 | 御所野学院中学校入学予定者決定。 | ||
12〜1月 | 御所野学院高等学校入学者選抜実施。 | ||
1月 | 中学校入学者説明会実施。 | ||
2月 | 社会人講師採用予定者決定。 | ||
3月 | 高等学校入学者説明会。校歌制定。高校校舎完成。 | ||
平成12年度 | 4月 | 併設型中高一貫教育校として、秋田市立御所野学院中学校、秋田市立御所野学院高等学校開校。 |
5 設置に要した経費 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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